prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ウィルバー・ウォント・トゥ・キル・ヒムセルフ」

2004年03月07日 | 映画
自殺を試みては失敗している男が、末期癌の兄とその家族の関わりの中、次第に生きる意思を取り戻していくドラマ。扱いによっては「ハロルドとモード」みたいなブラックコメディになる可能性もある設定だが、女性監督のせいか良くも悪くもマジメな調子。兄の家族を弟が受け継ぐというのは、なんだか前近代的な社会の習慣のようで、高福祉国であるデンマークでこういう映画が作られるとは意外。ただし台詞は英語。
デジタルシネマというのだが、カラートーンの整え方がそれらしいくらいで特に凝った映像処理などは見られない。
(☆☆☆)


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