オープニングの戦車競争、それも「ベン・ハー」みたいな古代のものではない近代装甲車がすごいスピードで突っ走って競争するシーンにびっくり。こういうところはロシア製の威力を発揮します。
ただし、その後は言葉がロシア語でなければアメリカ製の「ワイルド・スピード」あたりとどこが違うのかわからないくらいありふれた自動車暴走ものになる。
アフリカ系が見当たらないのが違う程度か。
ロシア映画が結構ぬけぬけとアメリカ映画をパクるのは旧ソ連時代からなのだが、こう見分けがつきにくいとマカロニ・ウェスタンみたいな独自の魅力を持つというわけにもいかない。