prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アメリカン・ガン」

2005年02月17日 | 映画
ジェームズ・コバーンの遺作。
娘をピストル強盗に殺された老いた父親が、そのピストルの持ち主を追う過程にアメリカのさまざまな銃にまつわるシーンがちりばめられる。理不尽な暴力で肉親を失った遺族の苦悩を描いて、銃社会を批判しているわけだな、しかしコバーンが若い頃出征して戦場で戦友を誤射してしまうエピソードなどなんか余計だなあと思っていたら、それがラスト本筋と関係してくる。
だが、ネタばらしになるから書かないが、そのくっつけ方が作り過ぎで元の設定をブチ壊してしまっていて索然とさせられた。
もっぱらコバーンの渋さに支えられた一編。
(☆☆★★★)


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2 コメント

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テレ東の昼間見たんですけどね (Tanu2)
2005-02-17 09:02:46
あのコバーンの遺作がコレかよ~と悲しくなりました。

金払って見る映画じゃないですね。
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R>Tanu2さま (prisoner)
2005-02-17 16:44:57
それ、留守録にしておいて見たのです。



コバーンで一番好きなのは、「戦争のはらわた」ですかねえ。

晩年のペキンパーがアル中でよれよれの時に助監督を買って出て支えたというのも、侠気を感じます。

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