prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「シャーク・テイル」

2005年03月29日 | 映画
冒頭で水の中になぜか花が咲いているという設定で、同じ場面で水中と地上を混ぜ合わせた演技をできる設定にうまく持っていっているのが「ファインディング・ネモ」とはまた違ったマリンもの。
魚のヒレを手足みたいに見立てた演技の面白さ。なんでもないようにやっているけれど、どんな膨大な手間ひまがかかっているのか、見当もつかない。

ストーリーは、もう定石・定石で堅め、細かいヴェジタリアンのサメというナンセンスな設定で笑わせる。だけど、何を食べているのだろう、という疑問はいやでも持つ。

ハリセンボンがモデルの監督と顔だけでなく膨れたりしぼんだりといった落ち着かない感じまで、特に先日オスカーを逃しただけにそっくり。
アニメにスターの声をあてるというやり方は好きではないのだが、デニーロとのかけあいなどの楽屋落ちなどお楽しみ。

エンドタイトルの見せ方に工夫らしい工夫がないのは残念。
時節がら子供連れの客が多く、騒ぎはしないかと思ったらおとなしく見ていた。アメリカなら逆にみんなで騒ぐ映画なのだろうが。マナーが悪いのは、クライマックスが終わっただけでまだフィナーレが続く前に携帯のメールチェックをした大人の方。
(☆☆☆★★)



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