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このシリーズ、初めはジャッキー・チェンの香港映画的な体技の魅力をスポイルしているみたいであまり好きではなかったが、ここでは日本もフランスも入り乱れているので、もういちいち気にならない。東だ西だ、という段階ではないみたい。
真田広之が久しぶりにアクション・スターとしての腕を見せる。
スティーブン・セガールやジャン=クロード・ヴァン・ダムも悪役の候補にあがったというが、大幅にシナリオを書き換えたああなったそう。冗談みたい。
役としても付け焼刃で作られたとは思えないジャッキーとも絡む突っ込んだもの。
ロマン・ポランスキーが予告編から顔を出しているのに、本編ではメイン・タイトルでもエンド・タイトルでも名前が見当たらない。見逃したかな。IMDbにはちゃんと載っている。カメオ・ロール(有名な役者をわざとちょい役でお遊び的に使うこと)かなと思ったが、例の少女姦淫事件で有罪になりフランスに逃げたままでアメリカに戻ると逮捕される、というところから、名前を出しにくいのかとも思った。
役柄がまたアメリカ人嫌いで主人公たちに嫌がらせするというのも、あれとひっかけているのかもしれない。
ただし、ポランスキーのスタンド・インはちゃんとエンドタイトルに名前が出ている。
最近目立つアメリカとフランスの対立をいかにも通俗的にうまく取り入れている。
(☆☆☆★)