prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ミッシング」

2006年01月23日 | 映画
インディアンに誘拐された娘を取り返しに行く、というとジョン・フォードの「捜索者」だが、白人とインディアンとの板ばさみになるのが追跡するトミー・リー・ジョーンズの方というのがひねっている。インディアンの方も相当に凶悪で悪知恵がまわるキャラクターが混ざっていて、昔の単純な悪役→白人に征服された被害者→エコロジカルな観点から自然とともに生きる人たちときて、白人のように悪い、とぐるっとまわってきたみたい。
総体的にかなり陰惨。アクション・シーンがあちこち視点がとんで整理されていないのは、ロン・ハワードといえども西部劇の伝統からは切れている感じ。
(☆☆☆)

ミッシング - Amazon



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。