![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/59/55e3bd2e048af9cec5e9505500f65b4e.jpg)
主人公ディーパン役のアントニーターサン・ジェスターサンってどんな人だろうとただごとでないリアリティに圧倒されながら見ていて、あとでプロフィールを見たら劇中のディーパン同様「弱冠16歳にしてタミル・イーラム解放の虎(LTTE)に入隊し、訓練を受けて19歳まで少年兵として戦っていた」というので驚いた。そしてやはりフランスに亡命してさまざまな職を転々とし政治活動による中断をはさみながらも作家として執筆活動を続けてきたという。このプロフィールがそのままドラマになりそうだ。
原題はただのDHEEPANだが、これに「闘い」とつけたのが結構意味深。ずうっと社会派的な我慢劇暴力反対劇かと思うとえっと思うような展開になる。
30になるかどうかくらいの男女と小学生くらいの女の子、という組み合わせを見たら当然家族だと思うのだが、実は亡命には家族の体裁をとっていた方が有利ということで偽装した赤の他人たち、という設定がすこぶる刺激的。
家族というのが無条件に社会の小単位として措定されていて、その無条件さが逆に圧力になり、またそれぞれが社会的な役割にあてはめられることに対する葛藤もあって外に対してだけでなくお互いにも緊迫感が途切れない。
(☆☆☆★★★)
![](https://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1109/img3338.gif)
本ホームページ
ディーパンの闘い 公式ホームページ
ディーパンの闘い@ぴあ映画生活
映画『ディーパンの闘い』 - シネマトゥデイ
原題はただのDHEEPANだが、これに「闘い」とつけたのが結構意味深。ずうっと社会派的な我慢劇暴力反対劇かと思うとえっと思うような展開になる。
30になるかどうかくらいの男女と小学生くらいの女の子、という組み合わせを見たら当然家族だと思うのだが、実は亡命には家族の体裁をとっていた方が有利ということで偽装した赤の他人たち、という設定がすこぶる刺激的。
家族というのが無条件に社会の小単位として措定されていて、その無条件さが逆に圧力になり、またそれぞれが社会的な役割にあてはめられることに対する葛藤もあって外に対してだけでなくお互いにも緊迫感が途切れない。
(☆☆☆★★★)
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