prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブレックファスト・クラブ」

2023年03月30日 | 映画
見ているつもりで見ていなかった一本。
ほぼ製作時から一世代以上の時間が経過し、監督脚本のジョン⋅ヒューズは亡くなっている。
エミリオ・エステベス、アリー・シーディ、モリー・リングウォルドなど大きなキャリアの転機になった人たちが輩出した映画でもある。

スクールカーストを最初に描いた映画という解説もあるが、とにかくさまざまな階層を反映させた映画としては早い方だろう。ただし有色人種が出ていないのはやはり時代を感じさせる。

かつて だったら 理由なき犯行のような不良少年たちの物語として描かれたかもしれないが、必ずしもアウトロー的なキャラクターではないがガリ勉含めて
性別、立場、性格 その他 様々な微妙にマイノリティとまではいかなくても疎外感を抱えたメンバーが 従わないという一点で集められ 懲罰的な補習を受けさせられる。
その内部で自然発生的に反抗が発生して、教師や主事(昔でいう用務員)もかつてそれと無縁でなかったこともわかる。
教育が(日本同様)体制への馴致システムに他ならないことも改めて教える。

アリー・シーディの黒づくめの不思議ちゃんキャラがメイクと服装変えたらひらひらの女の子ファッションになるのには笑った。





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