prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ラブソングができるまで」

2007年05月24日 | 映画
NHK-BSで放映したアクターズ・スタジオ・インタビューで司会のジェームズ・リプトンが、ヒュー・グラントをケイリー・グラントにたとえていたが、語呂合わせでなく、二枚目でイギリスの匂いがしてライト・コメディがうまい、という点でそういえばそうだな、と思ったことがある。ただし、ヒューの方が今風にヨレて見せているが。
軽くやってるし、軽く見られるけれど、実際は相当難しいのではないか。場内は意外なくらい女性客が埋めていた。

劇中で作詞作曲される曲や、80年代のヒットソングとそのプロモーション・ビデオなど、いかにもそれらしくできているのがいかれてきているとはいえ、アメリカ映画らしい手のかかり方。劇場から出てきてすぐ歌えそうな主題曲。
半分忘れられかけたミュージシャンにフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなど実名で出てくるけど、洒落になる微妙な線を選んでいる感じ。
スーパー級の才能をずらずらと並べるセリフで、なぜかスティービー・ワンダーだけ字幕に出ず。出さなくてもわかるってことか?

すべてこちらの予想(期待)通りに展開する、イヤな人間が最小限にしか出てこない映画。
(☆☆☆★)


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