今更なのだけれど、ライトイヤーという名前はLightyearつまり光年という意味で、ここから今回のストーリーを考えたのではないかと思ったりした。
つまり光の速度で一年かかるという基準で計る世界、光速が基準になっている世界というわけで、ウラシマ効果つまり光速近くで移動して元に戻ると何百倍もの時間がそこでは経っている。
理屈としては知っていても、それで全面的にストーリーを組み立てた話というのは考えてみると案外少ない。
ただこれがエスカレートして時間旅行や多次元宇宙まで入ってくると、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」とか「ターミネーター」シリーズの後の方みたいに原因と結果がごちゃごちゃになって、なんだかよくわからなくなる状態になる。
ディズニー作品としては珍しくというべきだろうが、脇のコメディリリーフ的なキャラクターの登場のタイミングや設定が練り不足。
もともとバズというのはマジで自分を宇宙飛行士だと思っているタダのおもちゃで、そのギャップがおかしかったし、最大公約数的な宇宙飛行士イメージを集めすぎてほとんどパロディみたいになっていたわけだが、この映画のライトイヤーからあのおもちゃが出来たというには、ややこし過ぎる。
「スター·ウォーズ」のフランチャイズ化もだが、いくらなんでも作りすぎになっているのではないか。
ジェームズ・ブローリンが声の出演をしているのにあれと思う。息子のジョッシュの方ではなくて。このところテレビ出演が主だから映画に出ている印象なかったけれど、82歳で現役なのね。