最近コンスタントに作られている女性主演のアクションもの。
マギー・Q扮する殺し屋が主役だが、ビリング(配役序列)からいくとマイケル·キートンがトップ。
ただこの本来ラスボスであるキートンの扱いがあまり上手くなく、年齢的にいってもアクションはスタントマンを使っているのがかなりはっきりわかるし、途中でかなり唐突にヒロインとベッドインしたりして、どうも座りが悪い。
マギー・Q(余貴美子に似てるなあと思って見てた)のアクションは見もの。
場面のつなぎでたびたび省略法を使っているのだが、テンポは一応よくなるのだが、あれどうやって逃げ出したのだろうと思わせたり、あまり手際がよくない。
ヒロインがなぜ殺し屋になったかという理由づけのシーンをフラッシュバックでラスト近くに持ってくるという構成も疑問。
エンドタイトルで美術(Production Design)がウルフ・クロ―ガ―と出るのにへえと思う。アルトマンの「ポパイ」やチミノの「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」の凄いセットを作った人。1941年生まれの大ベテラン。