prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「いちごの唄」

2019年07月16日 | 映画
公開時期に合わせてか、七夕をモチーフにしているのですね。地方から東京に出てきている中学の同級生同士が一年に一度、七夕の日に会うというもの。
しかし、連絡先を交換するのは今どきワンタッチでできることだし、交換しないというならその理由なり不自然さなりをきちんと描き込んでおかないと釈然としない。

彼女が同棲?しているらしい男に殴りかかるエピソードはそれ自体上っ調子だし、後始末ができていない。まるまるカットしてよかったのではないか。

石橋静河はあまりしゃべらず古館伊知郎の息子の古館佑太郎のおしゃべりを受ける芝居を続けて山場でわっと長台詞をこなす計算が立っているが、芝居全体とするとどうもバランスが良くない。

クライマックスの趣向は先読みできるし、それ自体が悪いわけではないがタイミングがもう一つなのと、その後が長々としてなかなか終わらないのは余韻を損ねた。

「いちごの唄」 - 公式ホームページ

「いちごの唄」 - 映画.com

7月15日のつぶやき

2019年07月16日 | Weblog