「ゆけゆけ二度目の処女」

1969年製作の若松孝二監督のピンク映画。脚本は出口出（足立正生と小水一男の共同ペンネーム)。

ほぼ全編アパートの屋上で撮っている。若松孝二が住んでいたとも若松プロがあったアパートともいうが、「胎児が密猟するとき」のように白い壁や床の質感がそれ自体舞台セットのような一種の抽象的空間で、セリフ自体も言い方もずいぶんと生硬いく観念的なのだが、インテリの青臭さだけでなく不思議と肉感がある。

ピンク映画といってもエロより怒りと暴力、反抗、それから詩情の方が前面に出ているのがいかにも若松孝二。
国立映画アーカイブで上映されるというのも妙な感じ。

犯されるのが少女だけでなく少年もというのがある連帯感につながる。
犯された少年の復讐譚とすると加藤泰の「みな殺しの霊歌」があるが、あれも1968年製作。偶然にしても面白い。

ラストで唐突にマンソン・ファミリーによるシャロン・テート殺害事件が引用されるが、事件があったのと同じ年の製作という早業。

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7月26日のつぶやき

世界遺産登録を記念して、仁徳天皇陵(大山古墳)がどれだけでっかいかよくわかる画像を作ってみた！　しかし、これでは仁徳天皇陵がでっかいのか、Ｄ型エンタープライズ(NCC-1701-D)がでっかいのか、よくわからん(T-T)　つまりは・・・どっちもでっかい！※ 本来はＤ型には惑星着陸機能はありません pic.twitter.com/VtwOsojau4

— くいだおれ太郎 (@MIC2005) July 18, 2019

Fantastic! This is Rutger Hauer at age 12 in his unofficial film debut.(courtesy @frsfilmarchief) pic.twitter.com/xKT7BEfPsS

— Eyes On Cinema (@RealEOC) July 25, 2019

やはり日本人の観察眼というのは独特なんだろうか。この蛇はチラッと見たものを描いたにしては丁寧すぎるし、こんなのがいるとも思えないです。いてほしい面構えですが。 pic.twitter.com/RPc163sUDG

— 竜生九子博物館 (@kyouinoheya) July 25, 2019

(続き)「東海道四谷怪談」製作秘話。
伊右衛門が蛇を斬る場面。中川信夫監督は、実際の生きた蛇を調達し、これを天知茂に斬らせようとした。しかし、これを知った大蔵貢社長が「そんなことをしたら蛇の祟りがある！」と怒った為、蛇の皮を被した鰻を斬ったという。

鰻の祟りは怖くなかったのか？

— 三一十四四二三 (@31104423) July 26, 2019