「ビジランテ」

政治と土地と開発利権の絡みあいといったモチーフそのものは昔だったらヤクザ映画で扱われた典型だが、それを土地の持ち主である三兄弟を通して描くことで政治劇であるよりは冒頭でいきなり描かれる暴君の政治家の父親という兄弟の性格の違いといい「カラマーゾフの兄弟」を思わせるどろどろした葛藤が描かれる。

長男の大森南朋がいったん一人だけ家出していたのが突然戻ってきたもので、長男であるにも関わらずよそもの感が強い。それが皮肉なことに住む場所も性格も父親と重なるところが大きいのが、現地の主そのものが他者というねじれを感じさせる。

女の子たちの扱いがまったく実質的に人身売買なのがすさまじく殺伐としていて、心胆を冷やす。

冒頭で子供たちがなぜ逃げているのか、また土に埋められたのは何なのか伏せておいて後でわからせていくことで埋められた物に一種の象徴性を与えている。

ビジランテ＝自警団とはアメリカのものみたいな印象があったが、閉鎖的なコミュニティがよそものに対して警戒の棘を立てている姿、という点では日本でも同じように成立している感。

重厚なタッチは迫力あるけれど、終盤重すぎてややもたつくのは惜しい。
（☆☆☆★★）

「ビジランテ」 公式ホームページ

「ビジランテ」 - 映画.com



本ホームページ

1月16日(火)のつぶやき

これは新品の中華鍋で海辺の砂を混ぜていた時に偶然発見したのですが、中華鍋で海に砂を撒くと、時間差で『衝撃波っぽい波紋』を作れるので、自分を強そうに見せたい時にオススメです pic.twitter.com/BZSeBo1GdA

— ARuFa (@ARuFa_FARu) 2018年1月15日 - 19:30

おめでたい！現地からのご連絡です！！

『ニッポン国 vs 泉南石綿村』
釜山国際映画祭にて、
最優秀ドキュメンタリー映画賞いたしました！！

#ニッポン国vs泉南石綿村 #2018年3月公開 ！！ pic.twitter.com/53coEjmaLM

— 映画『ニッポン国VS泉南石綿村』 (@sennan_ishiwata) 2017年10月21日 - 19:47

買ってきてたので「マジンガーＺ INFINITY」上映館で売っていた設定資料集読み始めた。

マジンガーの腹から出る腹の前後幅より長ーいミサイルが
『お腹内部が超高速3Dプリンターでミサイルを生成している』っていう新解釈をサラッと… twitter.com/i/web/status/9…

— 不 詳 だぞ。 (@kineten) 2018年1月15日 - 01:09

成田空港で見つけた日本酒風味のKitkat。初めて見た。本当にお酒の味がするのかなと半信半疑だったけれど、香りまで日本酒の白チョコ。辛口銘酒、富山の酒「萬寿泉」の粉末酒が使われ、丁寧に作られているのがわかる味とコク。やはり珍しいと… twitter.com/i/web/status/9…

— がび (@gaby6100) 2018年1月16日 - 01:11

『質屋』
冷え冷えとした都会で質屋を営む強欲な主人公。スクルージのように守銭奴だった彼は何故心変わりしたのか？ 重い過去と心の壁、拒絶と贖罪、憎しみと癒し…今改めて見るべきテーマの詰まった、踏絵のような傑作。
#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/5dsraoGRrL

— 蔵臼 金助 (@klaus_kinske) 2015年11月15日 - 00:24

『サスペリア』4K修復版。伊映画としては、ダイ・トランスファー／インビビション法（転染法）が用いられた真正テクニカラー作品の（とりあえずの）最後の一本とされていた。但しトヴォリによれば現像段階で色の滲みを抑える処置をあえて施さず、… twitter.com/i/web/status/9…

— 遠山純生 (@toyamasumio) 2018年1月16日 - 00:36

週刊ポスト 1996年2月23日号
PeOPLe/30年ぶりに帰ってきた科学特捜隊
ウルトラマン ワンダフルワールドの一編「甦れ！ウルトラマン」のアテレコのために当時のキャスト:小林昭二、黒部進、毒蝮三太夫、二瓶正也、桜井浩子が集… twitter.com/i/web/status/9…

— grifter1027 (@grifter10271) 2018年1月16日 - 01:23

「底なしこたつ」こたつに入っていてふと中を覗くと… #エブリスタ　#掌編　#ファンタジー estar.jp/_novel_view?w=…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2018年1月16日 - 03:33

『希望の国のエクソダス』の脚本を読む。大手芸能プロの企画製作、キャストは未掲載ながら配給もメインスタッフも記載されているのでかなり進行していた模様。監督は堤幸彦。村上龍は『テニスボーイの憂鬱』『愛と幻想のファシズム』『イン ザ・ミ… twitter.com/i/web/status/9…

— 吉田伊知郎／モルモット吉田 (@molmot) 2018年1月15日 - 12:31

「僕がみんなの財布から数千円盗んだらすぐ警察に捕まるでしょ。でも経営者がみんなの財布からお金盗んでもほとんど処罰されない。これが残業代未払いです」と高校生向けの労働法講演で話すと「あーなるほど」という顔をするのは、生徒じゃなく教師。

— 労働者のうめき声 (@oomurakaito) 2018年1月14日 - 11:02

昔の新聞の切り抜き。恐らく1994年3月30日、朝日新聞。このあと和解したと記憶している。 pic.twitter.com/OWUQbtQxq5

— 峰村健司 (@minemurakenji) 2018年1月15日 - 00:32

この前、ある人から「高橋ゼミの方針は何ですか？」と訊かれました。一つあるとしたら、「論破禁止」ですね。だって、誰かを論破しようとしている時の人間の顔つきは、自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがするから。そうならないようにです。もちろん、これは自戒としていうのだけど。

— 高橋源一郎 (@takagengen) 2018年1月15日 - 18:50

「ニート・フリーター・非正規雇用になるとこんなに悲惨」　小学校で予防授業を開始 engawa.2ch.net/test/read.cgi/… 非正規労働者への差別思想を小学生に刷り込んでいる。しかも文科省の委託事業

— 労働者のうめき声 (@oomurakaito) 2018年1月13日 - 18:02

「マノロ・ブラニク　トカゲに靴を作った少年」 #eiga #cinema #movie #film #映画　 goo.gl/wbmKgQ

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2018年1月16日 - 10:08

足利事件の冤罪の可能性を報じ始めた時は「DNA鑑定は絶対」「自供している」と散々こき下ろされた私ですが、次に死刑執行済みの飯塚事件の冤罪疑惑を報じると「足利とは違う」「前歴がある」とまた散々である。この「捜査、起訴、判決は絶対信仰」はなんなのだろうか？みんな人間がやってる事だよ。

— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2018年1月16日 - 11:49

愛知県蒲郡市でフグの肝臓を販売してしまった社長が「一切フグは肝に銘じて売らない」って釈明してて全国民総ツッコミまったなし pic.twitter.com/b3NjAq1lhX

— えみちゃん (@__Emichan___) 2018年1月16日 - 06:38

新宿紀伊国屋書店の海外文学コーナーを見ていたら、前にアイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」の枕ほどもある巨大な一巻本があったのと同じところに、同じ「アトラス」の文庫版の三分冊が置いてあって、何か細胞分裂でもしたような錯覚を覚えた。

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2018年1月16日 - 18:01

子供の頃、私は『鉄腕アトム』と共にあった。後年、手塚治虫が立川流の顧問に就任、某パーティで私は勇を鼓して尋ねた。「意味からしてもアトムを東電が欲しがりませんか」と。巨匠はニッコリ答えた。「イメージキャラクターにという話は山ほどありますが、すべて断っています」惚れ直した一瞬だった。

— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) 2018年1月16日 - 12:17

２３人分の書類を保管することもできない無能な会社に、なぜ原子力発電所を運転する免許を国が与えるのか、不思議でなりません。

東京電力、個人情報を廃棄か　23人分、賠償の戸籍謄本など紛失：福島民友ニュース：福島民友新聞社 みんゆうN… twitter.com/i/web/status/9…

— 烏賀陽　弘道 (@hirougaya) 2018年1月16日 - 07:44

作家には賞をとらないとやっていけないタイプととらなくてもやっていけるタイプがある、というくだりが筒井康隆の「大いなる助走」にあった。　#ss954

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2018年1月16日 - 22:46

事件当時、石川一雄さんはほとんど文盲だった。脅迫状に漢字が使われている時点で、筆跡鑑定するまでもなく他人の書いたものだと分かる。→　狭山事件 「脅迫状の筆跡は別人」弁護団が新鑑定提出 | NHKニュース #検察なう www3.nhk.or.jp/news/html/2018…

— 八田隆 Terry Hatta (@thatta0529) 2018年1月16日 - 22:41

中島みゆきは若い頃、言葉で傷ついた記憶から「傷つける言葉があるなら癒す言葉もあるはずだ」と歌手を目指したそうだ。耳に残る酷い言葉は癒えない。発した側がその罪を理解できなければ尚更。だからこそ光の言葉を探す。悪意を悪意で返せばもろとも闇に落ちる事を、彼女は深意で気づいていたのだろう

— 岩槻優佑 (@yuu_iwatsuki) 2018年1月15日 - 11:02

本を書き始めるときは、寝る前にベッドのなかで文章を作る。暗いなか横になって、冒頭の一段落を考える。そうして何週間も、何か月も、ときには何年もかけて、言葉にしては納得できるまで直していく。もしその最初の段落がうまくできたら、本全体を書けると分かる。---スティーヴン・キング

— 藤井光／Hikaru Fujii (@fujiihikaru) 2018年1月16日 - 09:28