prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「狼の死刑宣告」

2016年09月28日 | 映画
タイトルが似ているし、原作者が同じブライアン・ガーフィールドだし、ヴィジランティズム(自警主義)という言葉を宣伝に使っていたりで、「狼よさらば」の同類かと思ったら似て非なるものという感じ。

ケヴィン・ベーコンが主演というのも誤解?を呼ぶので、これまで凶悪な役をいくらでもやっているのでそちらのベーコンかと思ったら、ここでは善良な市民そのもの。

息子を殺されて「狼よさらば」のブロンソンみたいに銃をとって復讐に立ち上がるのかというとそう簡単ではなく、直接息子を殺した男を殺すのも素手で半ば偶然のようだし、そこから誰が手を下したのかすぐ見当をつけた仲間のギャングたちに追いかけられるというのも、特に暴力や警護に習熟しているわけできない一般市民らしい。

このギャングたちに追われるシーンのステディカム他を駆使した移動撮影が素晴らしく、大いに盛り上がる。
実際に銃を買い込むのが1時間20分目で、本当に終盤にさしかかってからで、最後には銃をとって殴り込みをかけるわけだが、特に射撃や戦闘の訓練を受けているわけではないのにいきなり強くなるのはちょっとウソっぽくはあるけれど、銃をぶっ放して片をつけないと恰好はつきません。
(☆☆☆★)

狼の死刑宣告 公式ホームページ

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9月27日(火)のつぶやき

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