prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」

2010年11月08日 | 映画
十人のインディアンがテーブルの上に並んでいるのを見れば、ミステリファンだったらクリスティの「そして誰もいなくなった」に倣っているなとすぐわかるし、他にも「僧正殺人事件」ほかミステリの古典の趣向が並ぶ。その分、ミステリになじみのない人にはピンとこないかもしれない。

およそ現実味のないゲーム的な話で、セットなども生活感ゼロのものにしている。その分、いったんすべると乗りにくい。

中田秀夫監督は「リング」でヒットをとばしたわけだが、もともと全然幽霊やオカルトの類を信じていない人(ホントですよ)なので、こういうミステリの方が向いていそうだが、結果はなんともいえない。

スプラッタ描写がもっとありそうでない。
若干「ブラックサイト」みたいでもあり。
(☆☆☆)


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