prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「新SOS大東京探検隊」

2009年03月16日 | 映画

東京の地下に過去の帝都の痕跡が残っているというのはよく聞く話だが、それをパソコンと携帯で連絡しあって集まった子供たちが発見していく話で、第二次大戦の生き残りの爺さんと学生運動と三億円事件の生き残りとが同列に並んでいる、というのは時間系列からいうとおかしいのだが、子供の目から見たファンタジーとすればありということになるだろう。

もっとも、戦車が暴走して大騒ぎ、というの後半は割とありがちな展開で、実際のJAPAN UNDERGROUNDで見るような現代の東京の地下で行われている出来事の方が奇想天外だったりする。
大友克洋の原作、ということを知らないで見たのだが、「気分はもう戦争」あたりと通じるのか。40分と短いのがいい。

3Dアニメなのだそうだけれど、ほとんど2Dを見ているのと悪い意味でなしに変わらない感覚。変に立体化して気持ち悪くなることがない。
(☆☆☆★)