prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「フェーンチャン ぼくの恋人」

2005年04月09日 | 映画
主人公の男の子がドラえもんのシャツを着ていて、ジャイアンそのまんまのガキ大将が出てくるなど、どこの国にも通じる“昔の子供時代”をそのまんま映像化したみたい。夕陽に向かって連れションするところなど、あるあるああいうこと、と思わせる。

ちょろっとゲームが出てきたりするが、遊びといえばゴム投げやゴムとび、サッカーといった素朴なもの。ちらっと「ウルトラマン」の絵が壁に貼ってあったり、今更ながら日本の子供ものがちょいちょい顔を出す。

ニ羽の鳥が並んでいる映像がときどき挟み込まれて、だんだん二羽の距離が離れ、しまいに一羽が飛び立つのと女の子が引っ越して行ってしまうのとをかけあわせた表現など、ありがちだが印象に残る。
(☆☆☆★★)



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