サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

冬の馬たち

2015-02-13 | 『勝手に帯広通信』
雪原をゆく馬そり…。

ここは帯広市内、緑ヶ丘公園の一角グリーンパーク。
帯広氷まつりのアトラクションのひとつなのだが、
町なかで馬そり体験ができるなんて、さすが北海道!

ひき手はばん馬のミルキーちゃん。

ニンジンをかっこみすぎたのか変なお顔。

2月6~8日まで開催された今年の帯広氷まつり。

左の氷像と奥の着ぐるみは十勝毎日新聞のゆるキャラ
ぴぴっとかちまいクンというらしい。

この時期、北海道各地で冬のイベントたけなわ。
行ってみたいところは山ほどあるが、まずは近場から。
昨年行きそびれてしまった農用馬の「馬追い」を見に行く。
冬の間、運動不足になりがちな馬たちの体力維持のために
毎年行われるこの馬追い、とりわけおなかの大きな妊娠馬にとっては
難産防止のためにも欠かせない運動なのだそう。

帯広駅から拓殖バスで音更町の十勝牧場まで約40分。

牧場といっても、正式名称を「家畜改良センター十勝牧場」
というように、馬・牛・羊を改良し、全国に供給する機関。
明治43年(1910年)創立。日本最大の牧場だそう。

広大な敷地内を流れるパンケチン川。


家畜の伝染病予防のため、車で来た人は
車輌消毒機なるものを通過する決まり。


看板からさらに歩いて馬追い運動場へ。


前の晩に雪が降り、当日は快晴!という格好の撮影日和。
すでに20人近い見学客が集まり、長玉レンズの本格装備で待機。


来ました、第1群のジュニア軍団!





一見元気いっぱいですが、800mの走路を3周するところ
1周終わるごとに、いそいそと帰ろうとする子たちもいて
どことなく幼い感じ。

馬を追うのも馬。

馬に馬を追わせるのは結構難しいのだそう。

つづく第2群と第3群は迫力の妊娠馬。



まんまるなおなかを抱えてどっかどっかと走ります。
あくまで「運動」なので、全速力ではなく速歩。
目の前を通り過ぎてから1周して戻ってくるまでの間、
見学客は撮影場所を変えたりカメラチェックしたりして
次のシャッターチャンスに備えます。結構大忙し!


茶色はブルトン種、白・黒・灰色はぺルシュロン種。
どちらも開拓時代から使われてきた農用馬。


太くてたくましい足が特徴。

最後の第4群は、まだ若い雄馬たち14頭。

さすが若駒、軽くて早い!


行け行け行けー。先頭の子は草をくわえてますね。

運動を終えると、おとなしくトコトコと帰っていく馬たち。


運動後、ゴハンを食べ終えた子から順番に
柵に近寄ってきては顔をのぞかせるのが可愛い。


遠くに望む山並みは大雪山。

十勝牧場の馬追いは2月末まで。平日9時30分から約1時間。
100頭ほどの馬たちの快走を間近で見られて充足感いっぱい。
冬の十勝のおすすめ風物詩です。
Comments (3)
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