![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/27/2dfb00de0d3ae641c84d2af3ef0996a2.jpg)
しんしんと秋深まる。といっても去る10月27日の光景。
日高山脈を望むここは八千代牧場。
北海道に来たからには、やっぱり牧場に行かねば!
ということで、八千代牧場で定期的に開かれるチーズ教室に
軽い気持ちで申し込んだはいいが、なんと交通手段がナイ!
予約制の乗り合いバスしかなく、それも土日は運休。
帯広市内から約35㎞。さすがに歩くわけにはいかず、
往復ハイヤー(タクシーのこと)を調達。
片道8000円。高いチーズである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/e7/5cf40eb58b249a5b30b04f4daec07e1f.jpg)
こちらが教室の開かれる畜産物加工研修センター。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/19/41/d2a5247350387bb534fdef995b81ddb6_s.jpg)
建物前には牛のベンチが。
ここで生乳からゴ―ダチーズをつくる過程を体験。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/1c/0d999152094af0d71e275a3fc35e22eb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/f3/da23ebe971d033809f86670cb73985a7_s.jpg)
かきまぜては待ち、かきまぜては待つ。
途中ででてくる大量のホエーは捨ててしまう。
もったいないのでバケツいっぱいのホエーの中で
ジャブジャブ手を洗ってみると、ツルツルすべすべに!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/8d/be59d7b88ecbd6dcaaad74300187ca4d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/d2/598742613ce51587a6ef968ddf515feb_s.jpg)
四角くカットしたチーズを丸い容器にぐいぐい押しこみ
折り目がつかないように布でくるみます。
お豆腐みたいだった物体が、だんだんチーズらしくなっていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/75/51fae0cbf6d90879b88e286c5428ca83.jpg)
圧縮機にかけたら、また待つ。その間にお昼休憩。
牧場の牛を眺めながらお弁当を食べるつもりだったのに…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9a/0a7ce3cc6448e3605e6960afb6f08d1d.jpg)
牛はどこにいるのー??
なんと、放牧の時期はもう終わってしまったんだとか。
牧場には常に牛がいると思ったら大間違い!
そしてチーズも一日でできると思ったら大間違い。
圧縮の途中で本日の教室はおしまい。
翌日、塩づけの作業を施してからのお引き渡しとなるので、
もう一回、往復しないとならない。あー困った。
平日なら乗り合いバス(片道1000円)はあるけれど、
ハイヤーの窓から確認したところ、乗り合いバスの発着所
八千代ユースホステルは、八千代牧場から優に5㎞以上離れてる。
街なかを5㎞歩くのはなんてことないが、
どこまで行っても地平線~みたい一本道を、行きはまだしも、
帰りはチーズ2㎏担いで歩くのはかなりきつい。
困っていたら、車を出してくれた方あり。
というわけで…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/b2/043eed26f8ba3c572ebe37ff003ebcc6.jpg)
ただいま冷蔵庫の中には熟成中チーズが鎮座。
これを毎朝反転させております。
食べられるのは3~6ヶ月後。
チーズづくりがいかに手間暇かかる作業かを思い知る。
(詳しくは『銀の匙』単行本第8巻参照)
そして11月9日。秋晴れ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e6/8fc0d2ef6793e65c1a427ad7535b654a.jpg)
ここは帯広郊外、とかち帯広空港にほど近い大正の長いも畑。
すぐそばを飛行機が飛んで行くここで、本日は長いも掘り体験。
帯広市食育推進サポーター事業の一環で、
サポーターの帯広大正農協青年部の皆さんの指導を受ける。
収穫は11月1日に始まったばかり。
ここに至るまでは、種イモの消毒、肥料やり、マルチ、
支柱・ネット張り、支柱や葉の撤去などなど
手のかかる作業を経ているのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ce/a1d5a7a5c2060a6b3e80f105a9af8010.jpg)
青年部の皆さんの手ほどきを受けて、いざ実践。
長いもは繊細な野菜。土をかき分け、丁寧に掘り出していく。
長靴と軍手持参。雑菌を持ち込まないように
長靴の上にさらにビニールカバーを履いての重装備。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/23/988dd2832d48d7f66f4602b128c5c557.jpg)
収穫した長いもがズラリ。
ちょっと慣れてきたかなー、というところで収穫体験終了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/b2/ad79c3259182cab2c48a392cbcdb8e20.jpg)
トラクターも見学。重機萌え必見。
さて、農業青年たちの爽やかな笑顔に見送られて
次に向かったのは、とかち大平原交流センター。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4c/f8/f0e4a886ccddbaad75755aed2aa78f70_s.jpg)
こちらでは、別のサポーター、おびひろ打ちっ粉クラブの皆さんが
先ほど収穫した長いもを使ったそば2品をふるまってくださる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c9/cbda76dc6a69f57669b3bb48f7365609.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/a4/bd3daa020ff2cefec55d52b7d0a9ff9a_s.jpg)
冷たいおそばは、長いもをつなぎに使ったロール挽きの九割そば。
温かいトロロそばは、石臼挽きの八割そば、だそう。
それぞれに食感が違っておいしくいただく。
そば粉は川西産。小麦メインの十勝では珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/85/650e7aa27fd0ceee68ceaadb25804d32_s.jpg)
こちらはゴボウのピクルス。
初めての味。諸々ごちそうさまでした!
試食しながら、長いもを使ったレシピのお話も。
帯広大正農協「若妻会」考案の「豚丼風焼きつくね」
というのにいたくそそられる。
レシピをいただいたので、早速試してみなければ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/95/9ed3b0c20172678d15872dccdde431f9_s.jpg)
じゃじゃーん!
お土産は自分で収穫した長いも2本。
十勝では市民が地域農業と触れ合える
こうした体験教室やイベントが数多く開催されている。
なるべく参加したいのだけど、やっぱりネックは足である。
今回は市役所からのバス移動だったので、
ちょっとした旅行気分も味わえて大助かり。
さあ、今晩は山かけだ!