駒子の備忘録

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2016年観劇総括(と、トップ娘役絶対必要論と、年末のご挨拶)

2016年12月28日 | 日記
 去年の総括はこちらこちら
 観劇数は145回。去年より微減、一昨年並みとなりました。8割が宝塚歌劇かな。
 一昨年、去年は全演目観劇ができたのですが、今年は『NW!花』とみちふうバウがチケットがどうにもなりませんでした…残念! 来年もチケ難必至公演がすでにいくつかある気がしますが、なんとかがんばりたいと思います…

 今年はなんといっても初のムラ年越しから始められたのが思い出深いです。拝賀式入り待ちに鏡割り振る舞い酒、元日初日と、楽しかった! まさか二年連続でやることになるとはね(笑)。今年は基本的にはひとりでしたが、来年はお友達とがっつり一緒です。楽しみです!
 宝塚歌劇の総括としては、私は常にオリジナル作品を押したい派なので、元ネタもなしの完全オリジナル新作ということで言えば、『金色の砂漠』をまだ観られていないので『ケイレブ』ということになるのかもしれません…が、出来としては史実アリとはいえ『Shakesreare』の方が良かったかなあ(再演も込みなら『バレンシアの熱い花』ですね)。
 ショーは、個人的には『ロマンス!!』が好きでした。クラシカルなレビューで。通ったのは『HOT EYES!!』でしたし全ツも盛り上がりましたが、まあ定番のダイスケショーでしたものね…新しい演出家の誕生が待たれますし、特定の作家が特定の組に偏らないよう、常に歌劇団には求めていきたいです。
 別箱公演でしたが、『ドン・ジュアン』や『アーサー王伝説』が今後も再演されたり外部でも上演されていく作品になっていくかどうかは、見守りたいところです。どちらも素敵な作品でした。

 外部はお友達のおかげでシアタートラムによく行かせていただきました。よく泣いたなあ。かわいそう、とかよかったね、とかではなく、驚いた! すごい!! みたいな涙が多かった気がします。『コペンハーゲン』とか。
 『1789』『グラホ』『スカピン』などのグランド・ミュージカルも楽しく観ました。
 四季には今年も行けなかったなあ、定番の作品なのに観ていない、というものが実はたくさんあるので、ちゃんと押さえておきたいです。
 2.5次元ミュージカルももっと観ていきたいですね。あゆっち目当てで行った『FAIRY TAIL』、おもしろかったなあ。ここにはクール・ジャパン(ダサ…)の可能性がもっとあると思っています。

 バレエはいくつか観たけれど、オペラやクラシック・コンサートには行かなかった年になりました。残念。

 生ではないけれど、観劇納めはタカスペライビュでした。
 映像で観てどーする、って気がしていたので今までライビュにはまったく行く気がなかったのですが、今回はまさかの取次ナシだったため、あわててライビュのチケットを余らせているお友達に泣きついて観させていただいたのでした…
 結論から言うと、見易くてとてもよかったです。スターばかりで目が足りないかと思われたけれど、カメラが順を追ってよく押さえてくれるし、構成のまとまりも普通のショーなどより断然あるし。贔屓がアンサンブルで出ているときには、オペラでならそこをロックオンするのに!とは思いましたが…
 何より立ち位置が去年より全然良くて、まあそもそもどこにいてもすぐ探せるんだけど探す苦労が格段に減ったというか、初っ端からまぁ様の斜め後ろに映りこんでいて感無量というか、でした。学年順とかから考えると一年でそんなに変化はないはずで、一列目の端になるか二列目の真ん中寄りになるかはささいな違いでしかないのだけれど、そこが大きかったのだろうな、とかね。
 3ルドルフで博多座『王家』ふうに「おまえは奴隷フィナーレバージョン」を歌ったときも、センターにさせていただいたりしましたしね。博多座ではずんちゃんセンターだったのにね、気を遣っていただけてありがとうございます! ってなもんでした。
 各組コーナーもラストは真ん中にトップトリオが集まって他のメンバーは上下に散っていたのに、宙組だけそうじゃなくて、真ん中ひとかたまりの中に入れてもらっていましたありがとうございますありがとうございます!
 去年は同期で数小説歌うだけだったようなところも、りくくんれなちゃん引き連れてがっつり歌わせていただいて…馴染みもゆかりもない曲だし合っていたとも思えないけど、それでもいいの! 感無量!!
 贔屓に関すること以外でも、なかなか満足な構成でした。まずとんちきなお衣装がなかった、特にトップ娘役のドレスはどれも素敵だった!
 各組二番手、すなわちキキちゃんみやちゃんまこっちゃんゆりかがみんな星組出身で、ベニーのトップお披露目としての出番を見届けられたのも嬉しかったろうなと思うし、まぁ様とベニーが同期でわちゃわちゃして、月出身のみりおと珠城さんがニコニコちんまりしているのも可愛らしかったです。
 『エリザベート』コーナーも本当におもしろかった! でも「闇広」でベニーだけお衣装が違うのは何故? ベニーとみやちゃんもお似合いだったけど、珠城さんとまこっちゃんも声と芸風の質が意外とよく合っていておもしろかったです。そこからのまぁ様とみりおの「最後のダンス」対決(笑)も熱かった!
 トップ娘役の「私だけに」歌い継ぎもよかったです。新公でシシィをやったかのちゃんから始まって、みんな歴代シシィデュエダンのお衣装を着て、あーちゃんもすごく上手くなっていて、トリのみりおんがさすがで。でも去年も素晴らしかったけど今年のちゃぴシシィも本当に素敵で、ニン違いのまぁ様でもハマったんだから珠城さんトートもアリだよちゃぴシシィ観たいよ!となりました。
 イシちゃんの出番はもっと削ってもいいのではないかしらん、とは思いましたが(あと再演させる気がないなら『凱旋門』はもうええやろ、と言いたい)、総じて楽しいイベントでした。


 さて、来年はまたまたあれこれ激動ですね。雪組トップコンビと宙組トップ娘役の卒業がすでに発表済みなワケですが…
 みりおんの後任を立てないとされたことについては、発表が遅かったので怪しいなと思わないでもなかったのですが…正直、ショックです。
 ゆうりちゃんでは足りない、まどかちゃんでは早いというなら、べーちゃんでもしろきみちゃんでもわかばちゃんでもくらげちゃんでも、誰を組替えさせてでも、とにかく誰かを次期トップ娘役としていただきたかったです。誰でもいいわけではもちろんない、しかし誰かが必要です。カチャを転向させるとか? でなきゃみりおんを慰留してほしかった。乱暴な物言いなのは承知しています、仮に名を挙げた生徒さんのファンの方々、すみません。
 でもそれくらい、トップ娘役の空位って意味がないことだと私は考えているのです。百害あって一理もないと言いきりたい。
 今のようなトップスター制度、トップコンビ制度が確立されたのは宝塚歌劇100年の歴史の中で昭和『ベルばら』ブーム以降のたかだか30年かそこらでしかない、だからそんなに大騒ぎすることではない…という言い方もできるでしょうが、しかし1/3近くも歴史があるなら十分に伝統だと思います。そしてトップ娘役の不在は過去にほとんど成功例を見ていない。歴史から学ばずして何をどう改善させ、未来につなげていけるというのでしょう。
 ターコさんの前にモックさんが卒業して、ターコさんが卒業するまでの1公演。サエちゃんの前にエミクラちゃんが卒業して、サエちゃんが卒業するまでの1公演。これらは暫定的な処置として、まだわからなくもありませんでした。
(イチロさんは、トンちゃんが卒業したあとすぐハナちゃんだった…よね? 違っていたらすみません)
 でもアサコのときは本当に観ていて楽しくなかった、つらかった。当人はミホコと一緒に卒業したかったのを慰留されたのかな、と私は思っていましたが、卒業までの3公演、結局はほぼほぼあいあいが各作品のヒロインを務めながらもトップ娘役扱いはされないという不遇を受け、男役二番手スターのきりやんがショーなどで女役に回ってデュエダンの相手を務めたりと、不規則で不自然な状態が続きました。あまりにもあまりでした。
 のちに当人も相手役がいなかった時期はつらかった、みたいなことを語っていますし、空位のあと月組トップ娘役に就任したまりもも見本がなくて困惑した、みたいなことを語ったことがありました。生徒にそんな負担をかけてどーする、と劇団には言いたい。
 何より、常に主演する役目を負うトップスターとって、固定された相手役がいないことは負担になると思うのです。トップ娘役という固有の相手役が持てることはトップスターだけの特権、というよりむしろ権利だと私は思う。そういう共闘するパートナーがいないとしんどすぎて耐えがたいくらい、トップの大任は重いのだと思う。だから劇団には相手役を与える義務があるのではないか、とすら私は思うわけです。
 多様な作品でたくさんの娘役に個性を発揮する機会を、なんておためごかしにすぎません。だってぶっちゃけそんな筆力ある作家がいないじゃん。ヒロインひとりですらまともに描けていないくらいの作品を平気で上演しているくせに、ちゃんちゃらおかしいです。
 誰かを次期トップ娘役にしないということは、みんないいから選べない、と言われているというより、みんなダメだと言われている気が私はしてしまうのです。それが悲しい。
 帯に短し襷に長しだろうがなんだろうが、立場が人を育てるということは絶対にあるんだし、誰かに決めてやらせてみればいいんです。絶対的と思われる二番手格の娘役がいたって、そのトップ就任にはガタガタ言う人は必ず存在します。誰に決めたって文句は必ず言われるんですよ劇団は、だからそういうことは無視して誰かに決めるしかないんです。そのために他の生徒をやめさせるようなことだって、今までさんざんしてきたじゃないですか。トップスターを1公演でやめさせることすらやってきたのに、何を今さら日和っているの? 何が怖いの? 何を目指してるの?
 女性は、あるいは日本人は、あるいは宝塚歌劇ファンは、清く正しく美しく、確立された規律に従い遵守する傾向が強いと思います。だから例外を嫌う、不測の事態を嫌う、ということもあるかと思います。でもそれより何より、この措置の意味がわからないから嫌なのです。いいことだと思えないから嫌なのです。
 逆に言えば誰が就任しても、そう決められれば、文句を言いつつも結局は受け入れるし観に行くんですよ。だってファンだから、だって決まったことだから。
 でもこの決定は受け入れがたい。少しも早く収拾して、宙組次期トップ娘役を決定していただきたいです。
 キムお披露目の際に相手役たるトップ娘役を定めず、ヒロインをダブルキャストで上演したときも、結局その状態は1公演で終わりましたよね。あれもなんの意味もなかったと思っています。今回も早々にそういう判断が下され、方向転換されることを祈ります。
 セクシャルマイノリティなど、多様な愛と性の在り方が顕在化してきた現代において、変わらずマジョリティであるのが男女の異性愛だと思われますが、現実においてはまだまだ幸せな帰結を見ることが少ないじゃないですか。お互いの無理解や無理強いや、婚姻制度を始めとする社会制度の不備、さまざまな抑圧や偏見、家事育児仕事の問題などなど幾多の障害が山とあり、美男美女がお互い対等に愛し合い信じ合い許し合い支え合い幸せになることなど、まさしく夢物語の中にしか存在しないのが現状です。
 その夢物語を紡いでくれるのが宝塚歌劇でしょう。そして私たち観客はそれを観て、ただの夢物語に現実をひととき忘れるだけの逃げ場とするのではなく、現実が目指すべき理想の姿、あるべき未来の指針を見て、より良い明日目指して日々の現実を生きる心の支えにしているのだと私は思うのです。愛し合い、支え合い、人と関わり合いつながり合うことは美しい、と思いたいから、信じたいから、それを見せてほしいのです。だから宝塚歌劇を観るのです。
 青春を捧げて己を鍛え光り輝く生徒たちの真ん中に、常に結ばれるカップルを演じてくれる最も美しい一対の男女(役)がいる…そのことがどれだけ大切で重要なことか、想像できないというのなら、それはあまりに鈍感にすぎませんか? 組のトップスターとトップ娘役は、その男女のカップルを常に演じ、舞台の上で真実の愛を生き、美しい輝きを放ってくれる存在なのです。大事でないはずがない。
 そしてそこにはただひとりのトップスター、そのただひとりの相手役、という魔法が必要なのです。現実はそう単純には一対にはなれていないからこそ、絶対に絶対に必要な魔法なのです。
 誰でもいいなら、どんな組み合わせでもいいなら、その魔法は消えてしまう。というか、それでもファンは、各自の贔屓をすでにそのように愛しているのです。トップになることがすべてではないこともちゃんとわかっているから。その上で、それでもトップコンビが存在していること、それが大事なんじゃないですか!
 ただひとりの男と、そのただひとりの相手の女、という幻想を女が手放したら、人類は滅亡します。それでいいの? いいわけないよね??
(まぁまかは仲良しだし相性もいいからトップコンビの代わりでもいいじゃん、とは私には思えません。ゆりかちゃんが娘役に転向するとかでないなら、二番手男役スターがトップスターの相手役だとは私は言いたくない。そもそも男女の異性愛すらなかなかまともに描けていないのにBLやろうなんてちゃんちゃらおかしい。というかそもそもそういうニッチなジャンルにメジャーは手を出すべきではないのである! メジャーの矜持を持たんかい!!)
 私はトップ娘役の不在に反対です。できる手段で劇団に意見を伝えていきたいと思います。
 よもやこれが私の今年最後の課題となるとは思ってもいませんでしたが…課題図書(笑)の『王妃の館』についても読了したらきっとアレコレ騒ぐと思います。こりずにおつきあいいただけたら嬉しいです。

 そうそう、ずんちゃんバウ主演作発表にお祝いも言えない流れで、それは残念でした。
 でも、これまたぶっちゃけ意外…
 私はずんちゃんには本当に力があると思っていて、個人的には95期の最終兵器だとか冗談半分ですが思っていて、まだだいぶ実績が足りていなかったころのマイティーやせおっちあたりと同列に語られたりするのが本当に不満だったんですけれど(こういう表現がいろいろ問題なのは承知しています、すみません)、でもカレーちゃんもれいこちゃんも未だやっていない二度目のバウ主演をさせるほどなのか、というとさすがにちょっと驚く、というか…
 普通に愛ちゃんか、タナボタでうちでもいいよがんばるよ!とか思っていましたすみません。
 一方はまぁ様のコンサートですが、ゆりかちゃんや愛ちゃんがずんちゃんバウに脇役として出演することは考えられないので、DSとか巴里祭みたいなさらに別の公演がないのであれば、このふたりはコンサート組なのでしょう。
 となるとうちはバウ、なのかな…
 私は以前からバウの二番手としてがっつり芝居が観てみたい、とは言っていたので、いいと言えばいいのですが…それを望んだのは前回の『相続人』のタイミングで、ではあったのですよ…全ツが良かっただけに、もうひとつステップアップを夢見ていたので、やっぱりちょっとしょんぼりしています。
 かつ、『相続人』もそんなにいい作品じゃなかったけど『スターダム』もちょっとどうよという出来だと思ったので、ハリーファンだけどハリーに期待できないターンに今の私は入っており…かつ『メラジゴ』があまりハマっていなかったと思うのでなおさら、ハリー芝居で贔屓が本当に輝けるのか激しく不安なのでした。というか実際、どんな扱いになることやらと不安です…
 何かと発表が遅い宙組ですが、振り分けは本当に早く出していただきたいです。でもとりあえず宿は押さえますね、梅芸でも観たいしね。

 その次の本公演は待望のくーみん…ではありますが、ペースが速すぎてちょっと心配。かつこのタイミングでなら『マージナル』みたいな、温めているというSFを観てみたかったかもしれません。さてどうなりますことやら…


 さてさて、自分のための備忘録として更新しているブログですが、読んでくださる方がいてこそやっているというのはもちろんあります。いつも考え方が一方的だったり物言いがきつかったりしているかと思います、変わらず読みに来てくださっている方には感謝しかありません。
 お時間ありましたら、コメントなどもいただけましたら嬉しいです。でも大多数の方がただときどきふらりと読みに来てまた去っていく、という感じを嬉しくも思っています。平和が何より(^^;)。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします、みなさまにとっても良き一年となりますように。







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10 コメント

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いつも楽しみにしています (メグ)
2016-12-28 17:02:28
ツイッターでもフォローさせていただいていて、
ブログも毎回楽しみにしております。
すみません、ひとつだけ…
ことちゃんは『かもめ』、『鈴蘭』と二作バウ公演主演しておりますので、訂正した方がよいかもしれません(>_<)
ファンの方はそこら辺デリケートかと思いますので、、

私も、トップ娘役は絶対において欲しかった!と思う反面、『仕方ない』と思う部分もあり…
でも、贔屓や贔屓組に置き換えたらそんなこと言ってられないのだろうなあと思ったり(苦笑)
ゆきちゃんからの流れで、密かにべーちゃんに期待していたのですが、残念です…

駒子さんのツイッターやブログを読ませていただいて、疎遠だった宙組にだいぶ詳しくなりました(笑)
来年も楽しみにしておりますね!
返信する
ご指摘ありがとうございます! (メグさんへ)
2016-12-28 17:08:18
そうでした!『かもめ』も観ていたのに!!
ありがとうございます、修正します。
フォローもありがとうございます、またいらしてくださいませ!

●駒子●
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Unknown (さおり)
2016-12-28 22:48:38
私は実咲さんの次の娘役が不在と発表されたときに彩輝さんが相手役無しで退団した時に感じた寂しさとか悔しさを思い出して今はすごくモヤモヤしています。トップは男役のトップと娘役のトップの2人で1つの物だと思います。

あと、宝塚の上層部は早い段階で実咲さんから退団することは伝えられていたのだし、伶美さんと星風のどちらかを後任のトップ娘役にと考えたから実咲さんを轟さんの相手役として双頭の鷲出演させて伶美さんと星風さんをトップ娘役ポジションを2人で分け合う形で全国ツアーのヒロインにしたのに何でそういう結論になるのかなと思います。


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賛成です (娘役ファン)
2016-12-29 22:39:55
トップ娘役不在、私も本当に反対です。でもなんで反対なんだろう、なんでこんなに悲しいのだろうって突き詰めて考えるとよくわからなかったのです。それが駒子さんのこの文章を読んですんなりと府に落ちました。そうです、宝塚歌劇に私は夢を見ていてるのです。もちろん夢で終わらせる気はないけれど、「たった一人の彼(彼女)」というものを舞台上で見ることで言葉で言い表せないくらい甘く幸せな気持ちになるのです。それが役を越えて宝塚歌劇という仕組みの中でも本当にたった一人の彼、彼女だから余計に舞台で感情移入するのです。
なるべく早く状況が好転しますように!

来年も駒子さんの記事楽しみにしています。
素敵な年明けを🌟
返信する
劇団のビジョンがなさすぎです (さおりさんへ)
2016-12-30 12:10:13
生徒はトップ就任時に必ず去就を考えるというのに、
劇団が後任を育成しないんじゃなんにもなりません…
伝えるべき後任がいないことは現トップ娘役にとっても不幸なことだと思います。
本当に残念でしかない発表でした…


●駒子●
返信する
コメントありがとうございました (娘役ファンさんへ)
2016-12-30 12:13:53
トップコンビを夫婦に見立てること(特にトップ娘役を「嫁」と呼ぶこと)には
また別にいろいろと思うところが私はあるのですが、とはいえトップコンビがそのときのその組の唯一無二のカップルであることには
異論はないと思うんですよねー。
少しも早く事態が改善されることを祈っています。

来年もよろしくお願いいたします、またいらしてくださいませ!

●駒子●
返信する
ブログ、素敵です。 (kum)
2016-12-31 00:24:20
初めてコメントします。少し前から澄輝日記を拝見して心がギュッとなるような、なんだか気持ちや感想をこんな風に表現できるってすごいなぁと、文章そのものにも惹かれていました。時に厳しめの言葉などにドキッとしつつ、読むとさらに澄輝さんや宝塚の魅力が奥行きを増して心がホワンとなります。私自身は今年の初め、シェイクスピアの貸切公演に友人(ファンではなく毎年招待されて観る程度だとか)に誘われて行ったのが、数十年ぶりの宝塚観劇でした。プログラムを観て、澄輝さんを、「一番綺麗なのになぜもっと扱いが大きくないのかなぁ」と素朴な感想を抱き、実際の舞台では朝夏さんと真風さんと友人が気に入っているという風馬さんを覚えたくらいで、後からプログラムを見返しては、なぜ澄輝さんは3番手さんとかじゃないのかなぁと謎なだけで、その後二度目の宙組公演でエリザベートを観て、たまたまそれが澄輝さんのルドルフの日で、黒天使に翻弄されるダンスに圧倒されて、その後のフィナーレ群舞?での色気やパレードの笑顔が印象に残り、帰りにキャトルレーヴで澄輝さんのルドルフのお写真を買おうかなと思ったら、横から10枚以上同じのを棚からつかんで買っている学生さんに驚き、ホォ、そんなに熱心なファンの方がいるのね、と思って帰宅後にネットで入り出の画像などを見てお人柄のようなものがにじみ出る笑顔や派手すぎない私服姿にも惹かれ出し、なんだかんだで数日後には色々情報をあさっていて、その間にこちらのブログへも訪問したりして、そしてこの前には一人で北九州にまでロドリーゴを観に出かけてしまったのでした。オンデマンドで過去の作品なども観たりして、澄輝さんの存在によって、公演やナウオンステージなどのトークでのやり取りを通して、他の方の個々の魅力も伝わってくるのと、ファンの方のツイッターやブログを拝見すると、ファンの方にとても感じのよい、ユーモアのある人が多いなと思ったり...
先日発表になった桜木さんのバウ公演への反応も、ファンの方の中には(私もその一人ですが)色々残念だなっていうのとアレ?というのとがありながらも、皆さんツイートなどでは控えめで優しくて、でもね..っていうファンの方の反応がじわっと来る控えめさで。でも発表の後の、ご本人のお稽古入りの笑顔が、そんなことは微塵にも感じられない素敵さで、ご本人もファンの方も本当に、わぁ、いいなぁって。
こちらの記事へコメントしたのは、今までそっと見ていたのですが、娘役さんの件、その記事にこめられた誠実さというか、熱に何か「はっ」として、内容そのものにも、宝塚における娘役さんの扱いに思うところ(見る側の自分の矛盾にも薄々気付きたりしながら)があったりしたので興味深く、一言何か..と思ったら記事とは関係ない流れになってしまいましたが、読んでぐっときたことに感謝のコメントになっていればと思います。
突然長々と書いてぎょっとされそうですが(笑)、最後の方でコメント云々とあり、つい気持ちがほとばしってしまいました。これからも記事楽しみにしています。どうぞ良いお年をお迎えください〜
返信する
コメントありがとうございました! (kumさんへ)
2016-12-31 11:51:55
コメントありがとうございます、嬉しいです!
私自身、回遊しているよそ様のブログにコメントを残すタイプではなく、
コメント欄が最初から表示されていないタイプのものなら読んでもいないくらいなのですが、
コメント欄が賑わっているブログを拝見すると「いいなあ」と思ったり、
でも炎上してたり口論になってるのを見ると「あわわわわ、怖…」ってなったりしてて、
コメントには相反する感情があるのでした。
更新するときにPV数とかは一応見ていて、「誰も読んでくれていないワケではない」ということは
把握できているのですが、それでも、こんなんでもいいと思われているのだろうか、とふと不安になり、
コメントをおねだりするような文章を書いてしまいました(^_^;)。なので反応していただけて嬉しかったです!

また、kumさんの「澄輝日記」も楽しかった!出会いってホントどこにあるかわかりませんね、
またその過程でこのブログに巡り合ってくださって嬉しいです。
正直すぎてアレかもですが、それでも応援になれば、手助けになれば嬉しいと思って書いてもいるのです(^_^;)。

来年も素敵な舞台との出会いがたくさんありますように!またいらしてくださいませ。

●駒子●
返信する
柔軟な配役 (りりー)
2017-01-13 10:36:20
いつも楽しく拝読しています。宝塚を中心に、他の舞台も良く観る者です。
宙組の娘役不在について「じゃあ、なんで凰稀時代にはみりおんがいたの?」と疑問を持ったので、コメント投稿させていただきます。
当時は当時でトップ娘役を置きつついざ幕が開くと主演の相手役(スカーレットやアンドレ)役替わりという「柔軟な配役」をしていた、でも一方で「みりおんが不遇」という声も良く聞きました。
外箱ではみりおんが相手役でしたし、演目が演目だからと当時は軽く考えていたのですが、わずか2〜3年の、しかも同じ組の話なのに、先日の発表とはずいぶん矛盾している気がしてしまって…。
返信する
まったくですね… (りりーさんへ)
2017-01-14 13:37:03
コメントありがとうございました。
確かにおっしゃるとおりですね。みりおんというきちんとした相手役、トップ娘役がいたにもかかわらず
トップスターが演じる主人公と恋愛したり結ばれたり最も深く関わったりする役を
別のポジションの生徒がやることが多かったあの時代、
というかそういうタイプの作品ばかりが連続してしまっていたあの時代は、
なんだったのでしょうと言いたくもなります…
つまりトップ娘役がいたってこれほど軽視できる劇団に、
ましてトップ娘役を置かないというのであればなおさら、他の娘役全員あるいは生徒全員を
軽視しないわけがない、と思えてしまうから、やはり今回の措置には断固反対なのです、私は。
それくらい、私は劇団を信用できないものだと考えているのです…

みりおん自身も、まぁ様に代替わりしてヒロインらしい役がたくさんできて大輪の花を咲かせたというのに、
引き継ぐ人がいないのでは寂しかろう…と不憫です。

ごくごく短い期間だけのことに終わることを願ってやみません…


またいらしてくださいませ!

●駒子●
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