小曽根真クリスマス・ジャズナイト２０２０

　オーチャードホール、２０２０年１２月１５日１９時。

　小曽根真フィーチャリング「Ｎｏ　Ｎａｍｅ　Ｈｏｒｓｅｓ」１５周年だそうで、この１５人のビッグバンドにとってメモリアルなタイミングでのライブに行けて、よかったです。スタンダード・ナンバーは全然やらず、彼らオリジナルの曲ばかりをやったので、私は全然知らない曲ばかりだったのですが、それでも全然おもしろかったです。セッションやライブの醍醐味が味わえましたし、雛壇上になった自分の席からソリストがスタスタとまたスススと出てきてソロを取ってまたスタスタあるいはスススと戻っていくのが妙に味がありました。というかトロンボーンがあんなにメロディアスな楽器だって初めて知りましたよ！　第一部の真ん中くらいにやったサンバの曲がとてもとてもよかったなあ、踊り出したくなったもんね。終演後にセトリが張り出されたりとかはしなかったので、曲名がわかりませんでした。残念。
　第二部はエレキギターを交えてのロックで、これも楽しかったです。そしてアンコールにクリスマス・ソングで「きよしこの夜」…までは想定内として、文化村のスタッフをコーラスに舞台に上げたのもよかったし、２日後に神戸で一緒にライブする予定があって今日は観に来ただけだというジャズシンガーの小野リサがサプライズで出てきたのもすごかったです。さすがの歌声でした。金テまで飛んで、クリスマスを超えて年越し気分になりました（笑）。
　ジャズライブももっと行きたいなあ。楽しい夜でした。