Side Steps' Today

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散財日記

2006年01月31日 | CD批評
●Keith Jarrett ”La Scala”
自宅のオーディオから流れる比率が圧倒的に高いのが、本アルバム。かなり昔に購入したようで、完全にCD棚に眠っていたのだが、それをなぜか引っ張りだしてきてCDにかけると、かなりそれまで熟成されていたようで(笑、素晴らしすぎる内容。よくみれば1995~97年のレコーディングだが、そのジャケットイメージ、さらにはthe Teatro alla Scala in Milanoでの録音ということもあり、ちょっと欧州、さらにはスペイン的な雰囲気を適度に感じさせる内容。完全なるピアノのみのソロ、さらに曲は「パート1」で44:52、「パート2」で27:43、さらに「Over The Rainbow」6:02と強力だが、最後のOver The Rainbowは(あまりにも有名なせいか)やや冴えないながらも、「パート1」「パート2」ともに素晴らし過ぎる内容でその長時間を感じさせず。個人的にはトリオとかバンド形態のものを完全に凌駕していると思料。一般的に、音楽を聴く環境としては、1)通勤中のヘッドフォンによるものと、2)自宅でのスピーカーから、3)車の中、の3種類が殆どと思われる(当方の場合は完全にこれに該当する)が、この手の音楽はあまり1)や3)には向かず、その意味ではここ最近まで自宅にスピーカーを接続したオーディオセットを持っていなかったことから、あまりこの手の音楽には触手が向かなかったということなのだが、昨年05年夏にオーディオ=セットへ投資。アンプとスピーカーを買い揃え、大いに散財した(といってもお眼鏡に適うモノをずっと探していた結果として発見したに過ぎない)成果がやっと出たと、何事も前向き、かつ自己中心的プラス思考として捉えたい(笑。これを期に過去のKeith Jarrettのソロ系アルバムも一気に購入、しかし、現状では最新作”Radiance”が猛追撃を見せているものの、依然として本作が評価としてはトップか。
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