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ベースマニア企画 ”弦”について考える(10)

2005年02月28日 | 機材マニアック
問③ 交換の頻度は
これも完全に個人的な見解ですが、4弦と6弦では全く違います。4弦がハイファイを志向しているのに対して、6弦にはマイルドな音を志向していることから、4弦についてはライブ毎にライブ直前に交換、6弦については1年に1回程度、としています。6弦はそんなに交換しないのなら値段についてウダウダ言うなという気もしますが(笑)、4弦においても、6弦においても弾いていて弦が切れるということが殆ど無いことから、”切れたタイミングで交換”ということが当方の場合、ありません。ちなみに弦が切れるという現象は、もちろん弾き方の問題もありますが、ブリッジの処理(ブリッジの削り出し)等楽器の問題である部分が大きいと思われます。当方が本番で弦を切ったのは2回だけ、イナフジのLスタジオで新歓ライブでカシオペアを弾いていた時(笑)、と渋谷EggManでのYebisライブの時(曲はカンタロープ=アイランド)だけであります。交換時期としては4弦においては①ハイと②サスティンがなくなった時、6弦においては①サスティンがなくなった時、であります。交換時期についてサイクルが短いのが4弦でして、①ハイは結構すぐになくなります。正確にいえば(表現が非常に難しいのですが)高音部分に存在するハイではなく、ミッドを装飾するハイが重要で、これが失われた時が交換時期です。その意味ではこの寿命は1日という感じで、ライブ当日、レコーディング当日のみ、というのが真実でしょう。よくアンソニー=ジャクソンがテイク(つまり1曲)の度に弦を交換したという話を聞きますが、(気持ちは分かるものの)それほどではないにせよ、本当の寿命はそんなものであると思います。(完)
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