Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

散財日記

2009年12月02日 | CD批評
Wayne Krantz「Your Basic Live」
ウェイン=クランツなる、最近名前を聞くようになってきたギタリストの2001年と02年のライブ盤。自主制作っぽいジャケがマニア感をそそるが、結構高いな~と思って購入すると、なんと2枚組。ギタートリオながら、NYの55Barなるライブハウスの「ギグ(gig)」であり、音質はほとんどステレオ2chのマイク付き民生用レコーダーの生録の模様で、一応マスタリングはされているながらも、ほとんど盗録的な音質でステレオ感なく、また、ライン音源もない状態。これをCDにして販売してしまう(しかも日本のCD店で販売している)という根性がさすがアメリカ的だが、演奏も「は~、ギグね」という内容。ジャケの乏しい材料から推察するに、「regular weekly gig」とあるから、3人集ってステージ上でリハっぽく演奏したものがそのまま本番になってしまうのがファスト=ミュージックっぽいが、比較的エフェクトを多様し、しかもリンクモジュレーターやロボトーク(ワウの一種;商品名)といった反則エフェクタを多様してギグっており、冗長なる演奏がCD2枚に渡って繰り広げられる。テクニカル的な観点からは、実際見ていれば、それなりに面白いのかもしれないが、CDで聴くだにちょっと勘弁、という内容と思料。こういうのって、「Jamる」(ジャムる)っていうのかしらむ。最近はそのジャム=バンドなるものが多く出現しており、その大抵が聴いて失敗をするので、散財で痛い思いをしながらも、相当に免疫が身に付いたが、Jamって「適当」って意味じゃないでしょ(JAMと言えば新宿JAMを思い出すが、数回ライブをやったか...)
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