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玉肌日記

2008年07月03日 | 玉肌日記
【男鹿温泉(秋田県)】
八郎潟や”なまはげ”で有名なる男鹿半島にある温泉。それなりの規模の温泉街を形成しているが、そこからはやや離れた源泉を持つ温泉宿に投宿。宿の歴史をみれば、地震の時に温泉が湧き出たとのこと。男鹿温泉の存在は不覚にして知らなかったが、観光の目玉としての”なまはげ”に扮した地元若者が、勢い余って温泉宿の女性風呂に乱入して逮捕された事件が最近あったように記憶するが、確かにここかしこに”なまはげ”多し。当然、風呂にも”なまはげ”なのだが、そのイメージ通り、温泉は塩辛く、褐色に着色。析出物が多いせいか、その成分が固着しており、入浴すると浴槽に沈殿していた褐色の粉末状のものが舞い上がるという次第。この後に訪問した、秋田県西海岸のいくつかの温泉どれもが塩分の強い温泉だったが、そのなかでは比較的塩分は薄いものの、かなりの塩辛さ。しかし温泉をウリにしているだけあり、源泉掛け流し。パイブからブシューと不定期に温泉が吹き出されており、井戸から組み上げるポンプのサイクルなのかは知らないが、なんだか地球の息吹を感ず。鮮度も素晴らしく、温度も適温。気温や気候で湯色はかなり変化するとのこと。なお塩分が強いため、浴後も体が温まり、それが持続する。ちなみに、この”なまはげ”だが、観光向けになのかかなり端正な顔をした奇麗な”なまはげ”を多く眼にしたが、写真等で見た昔の、さらには毛糸等で毛髪を再現した、地元の人お手製の端正でない粗雑な”なまはげ”の方が迫力のある恐怖を感ずる。確かに、こんなのが深夜の露天風呂に乱入してきたら、失禁失神は必至と思うと、なんだか深夜の露天には恐怖さえあり、東北伝承文化の深さを感ずる(?)。
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