Side Steps' Today

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散財日記

2005年05月31日 | CD批評
新宿タワーでの発狂買い、その2。なぜ、こうも買ってしまうのか、という点については毎回思うのだが、今回については、新作レコーディング期間中には新作の製作状況を聴くことが多く、これが一般リスナーのようには楽しめない鑑識的行為であるということ、さらには毎月のCD代について、心理的要因でいうところの「心の財布」が常態化してしまっていることに因るものと思われる。まあ、このように第三者的に分析することで、この麻薬的行為を納得していること事態が、事態が改善しない最大要因なのではありますが(笑)。
●OZ NOY「HA!」
寡聞にして全く知らなかったが、NYKでは最も注目されているイスラエル出身のギタリストとのこと(→これ自体がレコード会社/販売店の知謀であることは充分認識している筈なのに...)。バックのメンツもNYK系で有名ばかり、ウィル=リー、ジェームス=ジナス(ともにBass)、ギターではマイク=スターンも参加しているのですが、「ジョンスコのような、ジェフ=ベックのような...」(記憶が曖昧)という評には全く正体不明感充分ながらも、「矢野顕子が聴いてブッ飛んだ...」という記述も「オマエ(矢野顕子が聴いてブッ飛んだところを)見たんか!」と突っ込みたいところだが、最終的には無力にも買わされてしまう。
●チック=コリア「SECRET AGENT」
チック=コリアの作品について、何が良いかというと、品質がそれなりに一定でいて、しかも1曲は「これは!...」という曲が含まれていることだ、と今回痛感。メチャクチャ良い1枚という感じではないけれども、購入する立場にとっては、非常にエコノミー(経済的)なのであります。まあ、音楽CDという”芸術”の場合、それで(つまりエコノミーで)良いのか?という素朴な疑問もありますが。
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