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北海道全線阿房列車(17)

2021年08月14日 | 畸観綺譚
北海道全線阿房列車(17)
なお、今日は平日であるためか途中駅から学生が乗車してくる。そのほとんどが無人駅であり、駅前までご両親が車で送ってくるのだが、列車が停車しているわずかの時間にも、駅前に車が滑り込んでホームに横付けすると同時に学生が降りては列車に走ってくるという具合。間に合うのか見ているこちらがハラハラするが、時刻表をみるにこれを逃すと次は1時間半後であって遅刻は必至。列車の運転手(当然にワンマンカー)も一度閉じかけたドアを開いてくれ、都会にはない親切さ。0740名寄着。0753発だが、その間に後ろの一両を切り離して二両編成が一両のみになる。駅前でもみようとザックを座席に置いたまま身軽に降りようとするが、ホームのステップが凍結していて滑る。ここで滑っての骨折は絶対に避けたい(それをみて危険と思ったか、のちに駅員が砕いていた)。なお、ここでやっと車両にトイレが完備されていることを発見。運転席右後方の一見して不必要なスペースがトイレなのであった。0817美深で作業服を着た妙齢な女性の一群7~8名が乗車し、車内が華やぐ。除雪作業のための雇用なのか不明だが、食べ物を配り合い、しばし雑談が盛り上がるが、話題は①廃駅、②安定した職業、③孫の話。①廃駅になると周辺から人が流出してしまい、一気に寂れる、と。②薬剤師か看護師がベストというお決まりの内容だが、途中からも同じ作業服の女性が少ないが乗り込んでくる。今日は2分列車が遅れている等やはりこの本数の少なさに関しては切実な問題で、その分、分単位で時間にも大変シビアに。

【写真】名寄での切り離し作業。これ以降、一気にローカル感が増す。
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