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玉肌日記

2009年06月25日 | 玉肌日記
【明治温泉(長野県茅野市)】
奥蓼科温泉郷の一つ。渋温泉に向かう道途中にあるが、その名の明治から察するに、レトロかつボロい温泉を期待して訪問(入り口に怪しく今にも朽ちそうな木製電話ボックス有→中の電話は不通...)するも、見た目は少々近代的ながらも、その横に建つ湯治棟と思しき建物のボロさに”コレだよ、コレ”と期待も高まるが、内装も意に反してなかなか近代的で浴場も同様。浴場には入浴方法が記載されているが、ここも鉱泉なようで源泉温度は26℃程度と低く、その源泉そのままの浴槽と加温した温かい浴槽とを交互に入浴することが望ましいとある。この入浴方法は湯治効果高く、”明らかに治る”から”明治温泉”と由来しているとあり、イメージ瓦解。なんと明治時代の明治ではなかった...。しかし温泉はなかなかに秀逸。浴槽は3つあり、源泉が打たせ湯のように落下している源泉浴槽と、加温した浴槽、さらには半露天の外湯。加温した浴槽は循環ろ過している模様で、無色透明なる湯だが、外湯は加温のみのようで、鉄泉のように色が赤茶。泉質は鉄泉のようでサビ臭だが、こちらはやや温め。付近には滝があり、その渓谷美がなかなかに見事で森林浴なる状態だが、ここでの最上はやはり源泉。源泉浴槽は体感的には20℃程度ではないかと思われるが、加温浴槽で温まった身には明らかに厳しく、まさに極寒風呂でのザ・ガマンなる世界ながらも、実際に気合一発で入浴してみると実に爽快このうえなし。ご推奨なように、一回入ってから加温浴槽へいき、また源泉浴槽へというサイクルも一度体験してしまえば癖になるがごとく爽快で、何度もそれを往復。源泉は成分が新鮮なのか、かなりの鉄さび臭。無色透明なように見えるが、浴後もかなりの鉄さび臭が残る。浴後の体の火照りのような症状もなく、非常にさっぱりとした感覚で、滝で修行をした修験道行者が得る感覚なのだろうと思料するも、心臓等が弱くなる老齢では入浴は難しいとも思われ、鉱泉巡りに残された時間も限定的と一抹の焦燥感も。
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