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たまおのページ

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ぜんしんかこうたいか

2017年04月01日 | Weblog
 4月 1日

 長時間労働規制。

 一歩前進二歩後退じゃないのかな?
 まだ政府案がまとまったという段階ですが、すでに労働側も
承認したような案(法案)ですから、ほぼこのままで成立して
しまうんでしょね。

 今度の法律案でも、残業は月45時間、年間360時間が原則です。
(これは今も同じです)
 しかぁし。いろいろ抜け穴やザルの網目が大きいところもあって、
実態は月平均80時間労働が上限となります。(つまり、年間で
960時間です)

 んで、どんな抜け穴があるかというと、繁忙期は100時間まで
となっているし、「休日出勤(労働)は含まない」というようなこと
です。つまり土日や祝日に働け。ということで、単純計算だと土日で
月に60時間ほど+平日45時間=105時間は上乗せで時間外勤務も
可能となりますが、月に80時間とか繁忙期で100時間という制限が
あるので、上限は月に80時間ということになるんです。 

 また、現在は労働時間規制が適用されていない建設業や運輸業など、
それに医師は法施行後5年間は猶予されるんです。(このあたりはまだ
検討の余地あり)
 ということで、今年の秋に法案が成立しても、施行はその先になるので、
あと7年後から新規制適用ということです。
 また、研究開発職は現在も新法でも適用外です。(もちろん管理職も)

 電通社員の過労自殺が問題になりましたが、電通側の言い分は
「広告の新しいアイデアを出す研究開発職だから、規制上限を超える
労使協定を結べる」だったそうですよ。
 つまり、名ばかり管理職とか研究職にしておけば、上限規制無し
ということですね。

 月に80時間労働は健康被害の可能性が高いアブナイ数値なんです。
法的には月45時間ですよ。それ以上は特別に労使協定を結ぶことに
なっています。
 今度の新法では80時間を合法化した。ということです。という
ことは労働者全員が健康被害リスクの高い月80時間まで働け。と
同じことですよね。

 この法案、労働側は「同一労働同一賃金」(派遣社員を含む)が
認められている。ということで、一歩前進ととらえているんですが、
これにも抜け道が作られているので、実効性があるかどうかは?

 アタイ、「働くことが生きがい」とか「出世したい」とか「お金を
稼ぎたい」という人じゃありません。(笑)
 忙しい職場(担当)だと、毎日のように残業していますが、なぜか
アタイが所属していた担当は、殆ど残業がありませんでした。
 ン十年働いて、何度も転勤しているのに、アタイはどこでも年間平均で
5~6時間だった。たぶん?
 一番多い年でも、休日出勤を含めて20時間ぐらいだと思いますね。 
 年間ですからね。月ではありません。エッヘン!

 多くの日本人は働くのが好きなので、外国と比較してもしかたが
ないんですが、せめて個人差を認めた働き方ができるといいですね。
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