2月 2日
今週は少し寒さも和らぎそうですが、まだまだ冬です。
義理の伯父、夏は漁師・冬は猟師をしてました。
猟犬(ポインター)も飼っていたんです。子犬から育てていって、
命令を聞くように仕込むんですよね。
つうことなんですが、アタイの田舎は山ではなく海に近いので、
猟師といっても熊や鹿や猪というわけじゃないんです。
だいたいが鳥ですね。
撃ったカモが落ちると、人間が入れない藪の中や海であっても、
探して銜えてくるんですよ。ちゃんと訓練しておかないと、犬が食べて
しまうものね。(その前に、まずは吠えないように訓練だね)
んで、カモ撃ちのこと。
猟銃は2連装式、カモまでの距離や、カモがいる場所によって
弾(散弾)を変えます。(伯父は自分で弾も作っていました)
カモまでの距離が近いときには玉(散弾なので、鉛玉が飛んでいく)
が多くて(火薬が少ない)広範囲に広がる弾。
遠い場所だとその逆で玉は少なく飛距離が出る(火薬が多い)弾。
飛んでいるカモだと飛行方向に広がる弾。などなど。
んで、カモが田んぼで落ち穂を食べているようなときには、風下から
木や藪に隠れながらソォ~と近づくんです。
2連装だから1発目は円形に広がる弾(玉が広範囲に飛ぶ)、2発目は
横に広がる弾(飛び上がるからね)を装填しておくんですよね。
他の鳥も捕りました。
田んぼが雪でまっ白なとき、田んぼの畦道の雪を取り除いて、そこに
ミミズをエサにした割り箸(短い釣り竿と考えてください。割り箸にテグス糸
それに針をつけてエサにミミズ。もちろん手作りです)簡単な道具ですよ。
その釣り竿を畦道に挿しておくと、鳥が「おいしそうなミミズだぁ」って
パックリ食べるんです。冬でエサが少ないから鳥が釣れるんですねぇ。

同じようなものを林の中にも仕掛けます。
雪を1m四方ぐらいかき分けておいて、釣り針を何本も結んだテグス糸を
2本の割り箸にくくりつけて、それをかきわけて土が見えている両端に挿して
おきます。

こちらはミミズもいらないんです。鳥が「土が見えている場所があった。
あそこならエサが見つかるかも?」って探しまわると、釣り針が足や羽に
引っかかるんですよ。
んで2時間に一度ぐらい見回りに行くと、畦道では釣り針を飲みこんだ鳥、
林の中には羽をばたつかせた鳥がいるんです。
どちらも首をクィッと締めて袋の中へ。です。
数日後(どんな肉でもそうですが、熟成するまで時間がかかる)に風呂の
焚口で鳥の羽をむしって、その羽は燃やしました。(風呂は薪で沸かします)
んでね。カモ鍋やすき焼きにして食べるんですが、ときどきガリッ!です。
猟銃の鉛玉でしたよ。
今週は少し寒さも和らぎそうですが、まだまだ冬です。
義理の伯父、夏は漁師・冬は猟師をしてました。
猟犬(ポインター)も飼っていたんです。子犬から育てていって、
命令を聞くように仕込むんですよね。
つうことなんですが、アタイの田舎は山ではなく海に近いので、
猟師といっても熊や鹿や猪というわけじゃないんです。
だいたいが鳥ですね。
撃ったカモが落ちると、人間が入れない藪の中や海であっても、
探して銜えてくるんですよ。ちゃんと訓練しておかないと、犬が食べて
しまうものね。(その前に、まずは吠えないように訓練だね)
んで、カモ撃ちのこと。
猟銃は2連装式、カモまでの距離や、カモがいる場所によって
弾(散弾)を変えます。(伯父は自分で弾も作っていました)
カモまでの距離が近いときには玉(散弾なので、鉛玉が飛んでいく)
が多くて(火薬が少ない)広範囲に広がる弾。
遠い場所だとその逆で玉は少なく飛距離が出る(火薬が多い)弾。
飛んでいるカモだと飛行方向に広がる弾。などなど。
んで、カモが田んぼで落ち穂を食べているようなときには、風下から
木や藪に隠れながらソォ~と近づくんです。
2連装だから1発目は円形に広がる弾(玉が広範囲に飛ぶ)、2発目は
横に広がる弾(飛び上がるからね)を装填しておくんですよね。
他の鳥も捕りました。
田んぼが雪でまっ白なとき、田んぼの畦道の雪を取り除いて、そこに
ミミズをエサにした割り箸(短い釣り竿と考えてください。割り箸にテグス糸
それに針をつけてエサにミミズ。もちろん手作りです)簡単な道具ですよ。
その釣り竿を畦道に挿しておくと、鳥が「おいしそうなミミズだぁ」って
パックリ食べるんです。冬でエサが少ないから鳥が釣れるんですねぇ。

同じようなものを林の中にも仕掛けます。
雪を1m四方ぐらいかき分けておいて、釣り針を何本も結んだテグス糸を
2本の割り箸にくくりつけて、それをかきわけて土が見えている両端に挿して
おきます。

こちらはミミズもいらないんです。鳥が「土が見えている場所があった。
あそこならエサが見つかるかも?」って探しまわると、釣り針が足や羽に
引っかかるんですよ。
んで2時間に一度ぐらい見回りに行くと、畦道では釣り針を飲みこんだ鳥、
林の中には羽をばたつかせた鳥がいるんです。
どちらも首をクィッと締めて袋の中へ。です。
数日後(どんな肉でもそうですが、熟成するまで時間がかかる)に風呂の
焚口で鳥の羽をむしって、その羽は燃やしました。(風呂は薪で沸かします)
んでね。カモ鍋やすき焼きにして食べるんですが、ときどきガリッ!です。
猟銃の鉛玉でしたよ。