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たまおのページ

遊びと旅のページ。
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ゆきのことそのよん

2011年02月02日 | Weblog
 2月 2日
 
 今週は少し寒さも和らぎそうですが、まだまだ冬です。

 義理の伯父、夏は漁師・冬は猟師をしてました。
 猟犬(ポインター)も飼っていたんです。子犬から育てていって、
命令を聞くように仕込むんですよね。

 つうことなんですが、アタイの田舎は山ではなく海に近いので、
猟師といっても熊や鹿や猪というわけじゃないんです。
 だいたいが鳥ですね。
 撃ったカモが落ちると、人間が入れない藪の中や海であっても、
探して銜えてくるんですよ。ちゃんと訓練しておかないと、犬が食べて
しまうものね。(その前に、まずは吠えないように訓練だね)


 んで、カモ撃ちのこと。 
 猟銃は2連装式、カモまでの距離や、カモがいる場所によって
弾(散弾)を変えます。(伯父は自分で弾も作っていました)
 カモまでの距離が近いときには玉(散弾なので、鉛玉が飛んでいく)
が多くて(火薬が少ない)広範囲に広がる弾。

 遠い場所だとその逆で玉は少なく飛距離が出る(火薬が多い)弾。
飛んでいるカモだと飛行方向に広がる弾。などなど。
 
 んで、カモが田んぼで落ち穂を食べているようなときには、風下から
木や藪に隠れながらソォ~と近づくんです。
 2連装だから1発目は円形に広がる弾(玉が広範囲に飛ぶ)、2発目は
横に広がる弾(飛び上がるからね)を装填しておくんですよね。


 他の鳥も捕りました。
 田んぼが雪でまっ白なとき、田んぼの畦道の雪を取り除いて、そこに
ミミズをエサにした割り箸(短い釣り竿と考えてください。割り箸にテグス糸
それに針をつけてエサにミミズ。もちろん手作りです)簡単な道具ですよ。
 その釣り竿を畦道に挿しておくと、鳥が「おいしそうなミミズだぁ」って
パックリ食べるんです。冬でエサが少ないから鳥が釣れるんですねぇ。





同じようなものを林の中にも仕掛けます。
 雪を1m四方ぐらいかき分けておいて、釣り針を何本も結んだテグス糸を
2本の割り箸にくくりつけて、それをかきわけて土が見えている両端に挿して
おきます。



 こちらはミミズもいらないんです。鳥が「土が見えている場所があった。
あそこならエサが見つかるかも?」って探しまわると、釣り針が足や羽に
引っかかるんですよ。

 んで2時間に一度ぐらい見回りに行くと、畦道では釣り針を飲みこんだ鳥、
林の中には羽をばたつかせた鳥がいるんです。
 どちらも首をクィッと締めて袋の中へ。です。

 数日後(どんな肉でもそうですが、熟成するまで時間がかかる)に風呂の
焚口で鳥の羽をむしって、その羽は燃やしました。(風呂は薪で沸かします)
 んでね。カモ鍋やすき焼きにして食べるんですが、ときどきガリッ!です。
猟銃の鉛玉でしたよ。
 
 
 
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