今日はウチの犬の杏ってネームのリピーターさん教室なんだけれど、先日の持ち込みの調味料の棚かな?その目地入れからスタート。お楽しみタイルクラフト・・・って感じかな。先日もトイレの棚の時に目地入れはしているし、特に問題なくすんなり完成。って事で、深海魚教室。
担当はブロブフィッシュって言うんだけれど、これが世界一醜い魚ってキャッチフレーズなのね。正直、少し抵抗感はあったのね。しかも、参加するって事で、自ら調べたって言うか、可愛いって深海魚を知っていて、確認をしたんだけれど、メジャーでは無い事と、メンダコとかダンボオクトパスと
被るようなグニャって感じで、色々と考えた末に、不採用にしたのね。そう言う点では、ブロブフィッシュは打ち合わせで、以前作ったオーナメントを先方に見せたときの反応が良かった・・・って事もあって、外すには勿体無い感じがしたし・・・。ただ折角やってくれるのに、醜いって言うのもね。
だから、そこは丁重に説明して・・・そんなこんなでスタートとなるのだけれど、ルールとしては、お絵描きタイル自体の形を大きく切り直しは禁止で、切るにしても最小限にするって言うのがお約束。すると、思惑通りにどんどん進んで行くのね。結論としては、目地入れをしたのに、残りの時間で張り終わったのね。
これよこれ。まずは参加してくれる生徒さんって言うのは、何年かモザイクの経験者なのね。だからタイルを切るって事に戸惑いは無いのね。もっと言えば、タイルは切るものって感覚があるのね。その人達に切る事を禁止するって言うのは、習って身に付けた腕を封印したって事なのね。
つまりみんな平等になるって事なのね。そうなると、常に切る事に専念して形にこだわった気持ちから、今度は常に封印していた色にこだわる事になるのね。ただ何故いつもと逆になるか?って言うのは、タイルって言うのは混ぜる事が出来ないから、みんな平等になるから、個性を出すって言うのは、
いかにそう見えるか?ってこだわりは、いかにどんな形に切って、そう見せるか?になるんだけれど、このお絵描きタイルって言う特徴は、色が塗れるって事になるから、吹き付ける時にグラデーションが付けられるのね。つまりいつもと全く正反対なのね。しかも普通タイルは四角いのね。
だからそれを切り刻む事になるが、このお絵描きタイルは、既にもう色んな形になっているのね。勿論、それはペキペキタイルでも同じで、クラッシュで購入すれは、条件は一緒のようだけれど、そこが違っていて、お絵描きタイルはエッジが無く、緩やかな輪郭なのね。
この違いが大きく変わって来るのね。まずペキペキタイルの特徴は柔らかいから、未就学児にも切れる。でも切らなくても良い。ただ切らないと小さい作品は入らないから、切りたくなるのね。ここね・・・そう切らないと入らないから・・・何故?それは小さいものを作るから。
って事は、下地を大きくすれば切らずに入るのね。しかしながら、ペキペキタイルのクラッシュって言うのは、ティーアートさんが切っているようなものなので、似たようなパーツが入っているのね。そりゃそうなのね、いくらランダムとは言え、人には癖があるから。その癖を自分の形に切る。
それが腕になる。腕前で自分の形に切り直すのね。だから小さい作品にも対応出来るのね。この常識をタイルが変わったのに、同じルールにする必要が無いのね。つまり切れる人達に切る事を封印した事で、切る技術を封印するって事は、かぐややキウイとみんな一緒になった事になるのね。
ただ切るって技術の差は無くなっても、当然ベテランは他の事で差を付けようとすると、何をするか?って言うと、そもそもが、深海魚が大好きなんて人なら、とっくにもう作っているだろうから、そんな人はここには居ないのね。つまりテンションは上がらないのね。でも参加する・・・。
その時に、上手い人達って言うのは、そっくりに真似をする為に、モチーフを良く見るものなのね。ここはこうなっている、ここはこんな色、ここは・・・って具合にね。そもそも大好きなモチーフじゃ無いのね。それなのにモチーフをじっくり見て似せようとする。じゃそんな上手い人達は、
もし自分の好きなモチーフだったら?そっくりに真似る為に、相当じっくり見て進めるだろうね。所がそれを好きじゃ無いから・・・って人は、大体ピンクとか、大体って進めちゃうから、一度見たら何となく・・・って進めるし、入ったぁ・・・ってだけで進めるものなのね。所がこれに参加する人は、
そんな人はいないのね。ではしっかりモチーフを見なかったとしても、初体験の人との差を何処に求めるか?となると、目地幅なんて事になるのね。均等にしようと・・・ね。入ったらラッキーなんて教えていないからね。意識せずにその程度は絶対にして来るはずなのね。それが差になる。
ただウチの人達の大きな欠点は、大作に挑んでいるから、慌てないのね。じっくり仕上げる事が普通になっちゃっているのね。つまりマラソンに慣れちゃっている感じね。でもその感覚で100m走に出たら、完全にペケになるでしょ?そうなのね、時間制限に弱いのね。じっくりやるから。
常に良い事と悪い事は背中合わせなのね。じゃ何故そうなるのか?ちゃんと作ろうとするからなのね。じゃ何故ちゃんと作ろうとするの?それは見せる前提で、しかもみんなの作品を並べるから。無意識に意識しているのね。それがプレッシャーなのね。だから全力で良いのが作りたくなるのね。
でも全力でやったら?自分の作品のようにこだわってしまうのね。そのこだわりで終わらなくなる。それを必要以上に意識しなくても、いつも通りにやると、目地幅だけは最低気にするはずなのね。しかもいつもと違ってグラデーション・・・色のバリエーションもある。そこを意識するはずなのね。
ただそれを過剰に意識すると、いつもと違うから戸惑うかも知れないし、逆にテンションが上がるかも知れないし・・・。こればかりは、何しろ初めての実験みたいな話だから、こっちも読めないんだけれどね。そんな中、この方はこっちの思惑通りに余裕で終わったのね。ナイスです!って感じ。
しかもただ終わったじゃ無くて、このグレード。十分過ぎるのね。サラっと終わった。正直こんな感じで、高洲の時に、タピオカが終わってくれると思ったんだけど・・・終わらなかった事で、下地を工夫したってのもあるのね。例えば、俺のオニイソメのように複雑な部分が多いと切らなきゃ入らないからいつも通りになるのね。
そしたら当然時間は掛かる。だからみんなにはやらせられないし、可愛くも無いし気持ち悪さは絶品だしね。それじゃ良くモチーフを見たくなくなるのね。ただ作って見ると、とても綺麗なんだけれどね。そうね、一つの例としてこれを参考にすると・・・
これが体験用のサンプルなんだけれど、下のタイルが2cm位だとすると、10cmちょいって感じなのね。クリオネは太って無い分、小さめに見えるけれどね。その時に簡単なのはどれ?となると、感でダイオウグソクムシは難しそうに見えないかな?それは黒い線が多いからなのね。
つまりこれがガイド線になるから、その通りに入るものが入れられれば、勝手に絵になるのね。ただブロックが多いから、邪魔になるし、入るのを探す・・・って言うのが、これは入らない、これでも無い・・・って事になる。しかし他の2つはスペースが広いから、何でも入るのね。
だから一番難しいのは、タイルの数は少ないのにダイオウグソクムシ。では後は?となると、選んで入らない・・・って事が起きると、難しくなるって事は、耳みたいな三角のようなパーツに入るタイルを探す事が大変になるのだから、クリオネはそれが5つあって、メンダコは2つ。
でもメンダコは一番張るスペースが多く、クリオネは一番少ない・・・まぁこだわりが少なければ、クリオネが早く終わるだろうし、少し時間が掛かっても良い人はメンダコでも良いし、何ならもっと大きいパーツを入れれば、メンダコも早く終わるし、未就学児なら、持ちやすいだろうし。
いずれにしても、思惑通りだったのは何よりだったが、問題は次のフクロウナギは歯が多いのね。だから沢山切らないとならないのね。ただ張るスペースは一番少ないんだけれど・・・。年明け一番にいらっしゃるんだけれどね。さてそんなこんなの下絵写し。
これで180枚位にはなったと思うんだけど・・・。そして吹付け。