katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

麻布小学校にて交通安全祈願碑の作成

2022-12-13 06:36:04 | 出張教室

今日はキウイと麻布小学校にて、交通安全祈願碑のモザイクの出張教室。この経緯については、ザックリって事で言うと、先月の後半に連絡があって、時間の無い状況だったが、お子さんを交通事故で亡くしたらしく、その同級生や関係者で記念碑的な物らしいらしいのね。

ただこの話を最初に請けた方が、断ったのか?、困っていた・・・そんな話。勿論余りにも急な話で、普通にお断りしても、問題の無い事だったが、もしこれを断った場合、2回続けて断られたら、モザイクって分野自体が嫌われないか?・・・それと、楽しいモザイクなら誰でも出来るだろうが

この話って、俺にしか出来ない話・・・と考えるのなら、無理をしてもやるべき・・・って気持ちになったのね。ただ普通、どんな業者でも最低2ヶ月はお時間を・・・と言うのが、モザイク業界なら打ち合わせ等で、掛かります・・・って言われるものなのだから、いかに時間が無いか?

そこには打ち合わせも必要だが、タイルの手配や準備も必要になるのだが、タイルの注文にしても、2週間は見て下さい・・・と言われるのね。そこをいつものように無理を言って、更に大家さんにも塗装をご厚意で間に合わせて貰ったりして、更にキウイの当日の手伝いがあって成立する事。

お客さんの無理を通す為には、そうした事があっての話で、自分の気持ちや値段を落とすだけじゃ済まないのね。そんな事はやる前から判っている事なのね。ただ、前に進むって言うのは、エリートじゃ無い限り、来た仕事は拒まず・・・の精神でやらないと、それを断っては単なる言い訳になる。

それを、中島みゆきさんが、銀の龍の背に乗って・・・では、夢が迎えに来てくれるまで、震えて待っているだけだった昨日・・・って例えるのね。言い訳だけして待っているのかと。それが次の小節では、明日、僕は龍の足元へ崖を登り叫ぶよ、「さぁ、行こうぜ」って。

ここが問題で、何故銀なのか?金のがメダルなら、価格なら、上なはずでしょ?恐らくメスの事なんだろうね。メスは銀だし、お医者さんのテーマソングだからね。そして、僕は・・・で始まる歌詞も違和感があって、いちいち断らないで、勝手に行けば・・・なんだけれど、さぁ、行こうぜって。

他人事なんだし。しかも僕は・・と始まるなら、行くぞ・・・になるべきなのに、行こうぜ。つまり第三者と一緒なのね。だから掛け声なのね。それが龍の背に乗ってって、だから龍とは?メスの事なんじゃ無いのかな?つまり、未熟な自分に言い訳してばかりでは、お祈りしているだけになる。

それをメスの上に手を乗せて・・・僕は頑張るから、みんなで行こうぜ・・・助けよう・・・患者さんをって意味になるんじゃ無いのかな?だから、この仕事を受けた時、この歌を聴き続けて気持ちを作っていたのね。そもそも、亡くなって3年経ち、その仲間が6年になって旅立って行くタイミング。

そんな中、関わった人達の3年間を、たった2日で、一体何をどうして、何をどう教えるの?言葉を選ばなければ、全てがバカじゃんになる。まず請けて置いて辞めた奴。なら最初から請けるな。プロ意識が一切無いって言っても良いだろう。そして俺も。こうした無理難題を請けて、みんなを巻き込んで、失敗すれば恥さらし。

でも、誰かが請けないと、もうこれを設置する石碑も発注されている・・・ただ大きくDr.コトーとは違うのは、俺がメスを持つ訳じゃないのね。教えるだけ、フォローするだけ。つまりベテラン看護師として行くだけなのね。教えるって言うのは・・・。執刀医では無いのね。

こんな責任誰が負う?まともな奴らは、これを金額だけで請けるものなのね。だって単なる仕事だから。そんなの関係無いしってね。だから簡単に断れるし、簡単に請けられるのね。損得勘定だけだから。ただ俺には幸い、呼びかけ方を間違えなければ、協力してくれる人達がいるのね。

さぁ、行こうぜ・・・は、コトー先生のようなエリート医師が、誰も行かない島で活躍する話とするのなら、俺ごときの呼びかけは、あのぉ、行きたいんだけど・・・になる。ただ責任は全部俺って事で・・・それとタダとは言わないけれど・・・って。へっぽこってのは、頭を下げるスタイル。

責任だけはコトーと一緒なんだけれどね。ただこっちは看護師だけどね。腕は一切見せられず、ただ横で、言われる前にメスを出し、言われる前に汗を拭き、更に下の看護師のキウイに、あれこれ指示をする・・・ただそれだけの2日間。だから当日、悩んだり、オペの変更なんかされると、

インオペ出来ないのに、もう切っちゃっているのに、時間はどんどん過ぎる事になる。患者は助かるのかな・・・じゃ死ぬね。だって2日しか無いのだから。しかも今日は授業の4時間で生徒さんの30名程度に、先生だったが、後の1日は何人来るか判らない・・・では一体どの程度残るとピッタリなの?

それを看護師なのに、考えないとならないのだから、事前の打ち合わせ通りにして貰わないと、そもそも全員初めてのオペなんだから・・・。これが自分の家に持って行くなら、多少の失敗は誰にも見られなくて済むから良いが、路上に設置する。つまり練習一切無しの甲子園って感じ。

しかも誰に教わった?・・・かつ・・・って言われるのだから、看護師であっても、責任は重い。当然、厳しい事も言わないとならなくなる。こっちも遊びじゃ無いんだから。何処にでも湯婆婆にならないと行けない人が必要なのね・・・そんなのをまとめる嫌われものの婦長って役がね。

こんな事が、行く前から設定してあるから、もしそうなら準備通りだし、もし違った場合、えっ?そっちなの?・・・そりゃ失礼しましたって話で、そっちに扱われれば、慣れて無いだけで、恐縮です・・・って返すだけ。つまりどっちでも対応は用意してある。最悪なのは、どーしようなのね。

時間だけ過ぎて、責任だけ、時間の無さだけになり、その穴をどう埋めるの?ってね。ただ単に上手くサッサと仕上げるだけなら、キウイと二人なら、2日あれば全部出来ちゃうけどね・・・そう言う内容じゃ無いから、どーしようって止めた時間のカバーをすぐさま、考えてくれないと。

張る時間も日にちも決まっている。今日は大体の人数も判る。でも最終日はお通夜の晩みたいなものだから、持たせる袋何個用意しますか?普通聞かれると思うんだけど、ガンガン進めないと終わらなくなるし、ガンガン進むと、最終日誰が何人来るか判らないのに、折角来て1枚も張れなかった・・・

ってだけでも大問題なのに、果たしてわざわざ来て、本当にご焼香のように平等になるか?って言うと、力士の塩のようにやった人もいれば、お骨の灰みたいなパーツになる人もいても、問題無いのですか?って言うのは、その責任は俺では無いのね・・・。それは先方になるのね。

こんな事を踏まえてからの、やるのは6年生。そんな事はどーでも良い。ちゃんとやる事をやってくれれば、楽しかろうと、ふざけようと、結果はモザイクの仕上がりだけになる。さっきのは大人の問題であって、子供達には一切関係無いのね。だから多少面白い事も言わないと・・・。

勿論、判ろうが、判るまいが、若干不謹慎な事もあったりもする。でも、黙って粛々と・・・って言うつもりが一切無いし。浮世離れの2日になれば良いと思っているのね。そんなこんなの1日目は、予定の倍くらいの時間に、何人かの子供達が残って、恐らくこの辺までやれば・・・って所まで、

終わらせてくれたのね。後は最終日・・・何とか無事に逃げ切りたいものなのね。そんなこんな後は、アトリエに戻って、しながわ水族館のディスプレイ用の下絵を描いて終了。

 


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