今日はリピータ―さん教室。所が勘違いして送迎無しの方だと思っていて・・・連絡が来て慌てて送迎。何ともお恥ずかしいスタートとなった。そんなこんなで前回に引き続き文字となるんだけれど、ただ四角く切れば良かった文字とは違って、
カーブのある文字は台形に切らないと、この寸法では文字が粗くなるし、入らなくなるのね。それで無くてもミリ単位のパーツ・・・慣れないと中々難しいのね。何しろ細かいから持っているのも一苦労って感じなのね。
慣れるまでもう少し時間が掛かるかな?・・・そんな中、家でパーツ切りして来る事になり、そうすると、アトリエでは張るだけになって、進行具合は良くなると思うのね。それと1か月に1回だけじゃ無くなるから、慣れる事もペースが早くなるだろうし・・・
何しろ最初はなるべく多くの時間で慣れる・・・が一番。そんな後は、大野荘のあわび看板。

質に関しては何も問題無く、スピードにしても、まぁこんなもんか・・・って位で、大きくは削られてはいない。それにしても、このタイル・・・見ればみるほど、あわびを作る為に生まれたタイルにしか思えない位、言う事無いのね。
そうね、とは言え、俺程度の知識でも、あわびには色に寄って値段が変わって来るもので、確か黒あわびって言うのは高級なのね。ただそれより高いのがあって・・・いずれにせよ、黒なんて言う色がカギになったりするみたい・・・。
そう思い込むと、ついつい黒ければ良いと思いがちになったりする。でも、そこが思い込みだと思うのね。そもそも例えば、黒い目地を入れるとすると、全体に黒感はアップする。なのにタイルの時点で満腹に黒を使えば、やり過ぎになる。
そう考えると、タイルで黒を満腹にするのなら、目地をグレーにして、トーンを落とすとか、逆に目地を黒にして、タイルのトーンを落とすとか、何でも一緒じゃ無くて、繊細なんて言うのはこんな事だと思うのね。しかも厄介なのは、どっちが
良いのか?なんてやって見なくては判らないんだけれど、こうなるんじゃ無いか?って想像して、ある意味最後は、そうならないかな?・・・なんて言う感じになる。ただ一応、色んな経験値で、多分こう見えるはず・・・なんて予測したりして。
何しろ、以前あわびを作った時に、ご主人は地元千葉のあわびと、三陸あわびの違いなんて事を言った人だったりする。当然、黒あわびなんて普通に語るだろうし・・・その時に、おっ黒あわび・・・なんて声が聞ければ、花火の玉屋ぁ・・・って、
声が上がった感じがして、作り手としては報われるものでね・・・ただ、それはこの作品に取っては普通の事で、本当の評価はそんな事じゃ無いと思うのね。見たものが見たまんま・・・それでは普通。
そうね、以前矢沢永吉が曲作りの話でフックなんて表現をしていたけれど、先日亡くなった筒美京平も、やはりフックの表現を使っていた話を聞いた・・・このフックって意味は、駆け出しのお笑いの人の爪痕的なものと考えるのね。
引っ掛かりとか、違和感とか、すんなりやスマートとか、当たり前とか、そう言うものとはちょっと違うモノを入れる・・・ある意味、女の人の差し色的な表現にも似ている気がするのね。もっと言えば、黒あわびの話をしているのに、
黒色の話では、フックにはならない・・・と考えると、黒では無い何か?・・・そこにヒントはあるだろうし、恐らくこんな事だろうな・・・の手掛かりはある・・・と思っているのね。