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katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

群馬県館林での出来事

2008-05-10 22:09:49 | 世界遺産をみんなでつくろ!
それは数日前に電話があった。全く知らない人で、どうやらどこかの教室のサンプルを見て連絡して下さったらしい・・・

その内容は、以前タイルの問屋さんでお辞めになったから、使えそうなタイルを使って
欲しいとの事。

確かに今までも多かれ少なかれ、タイル屋を辞めて作家としてやって行っている事や
テレビチャンピオンで優勝した事、これからやりたい夢の事、・・・・

そんなどれかに興味を持たれて、支援して下さった人はいた。今回もそんな話の1つなら
頑張ります、有難うございます。と自分1人の判断でお受けして来た。

お受けしたと言う事は、成功しなければ何も返せない・・・それは判っての事。
それだけの覚悟をした上での返事であり、上っ面の返事では消してないし、

それがプレッシャ-になり得る事も十分承知の上で。

しかし今回は少し違っていた。もう商売を辞めてしまっている・・・無償なのだ・・・
何も要求されない・・・どう対処すれば良いのか、どう覚悟すれば良いのか?

そして何を俺はこの人にお返しすれば良いのか?それを考えながら日高氏と向かった。
10時に現地でお約束。道がすいていて30分前に到着した。

15分たってから連絡しようと2人で煙草を吸った。一体この後どんな事になるのか?
俺もここまで来てどう言う事になるのか?判らないが、いつも通りに準備した・・・

常に考える。予期出来うる事を徹底的に・・・最高の結末は日高氏に任せる。
俺はありとあらゆる最悪の結末を考える。そしてそのすべての活路を2人で考える・・・

そして必ず何か結果を出す・・・そうしてここまで2人でやって来た。
たった15分だったけれど、特に何も言わずに・・・・今日もいつもと同じく・・・

先方に電話すると待っていて下さったらしく、車に同乗されると3つの倉庫を見せて
下さった。俺は小4からタイル屋の親父の手伝いをしている。

同年代の人達よりもタイルのメ-カ-なんかも知っている。ここで見た物の中に
どんなに珍しいタイルがあるか判る。

日高氏だって3年先輩。その意味は判る。良い意味でも悪い意味でも・・・
古き良き時代の手のこんだ物、作り手の遊び心・・・かと思うとただ流行りすたりの
夢の残骸・・・欲望の塊・・・

それを1つ1つ確認しながら見た・・・次の倉庫に行く道中でその方が、東京からここまで
1人で片付けをしに来ている事や、その片付けをしている時に、このタイルはどこで使ったとか、これは凄く人気があったとか、思い出すんですよ・・・と言っていた。

そんな話を聞きながら、俺もそのタイルを触った時に親父に材料屋にタイル取って来いと
言われて自転車に積んで親父が帰って来る前に持って来た・・・そんなタイルがあった事を思い出した。

とても古い懐かしく、面倒臭い、そんな思い出・・・・

そしてこの方が一人でここに来て片付けしている映像が手に取るように見えた・・・・
何か俺には出来ないのだろうか・・・?と・・・・・

必ず何か見つけたい・・・と。

そんな数時間を過ごした後、その方と別れ日高氏と帰る。
アトリエで作品を下ろしたり、ご飯を食べたり、たわいも無い時間が過ぎ、

おのおのの考えもあるだろうが、今日は解散・・・・

夕方、お礼の電話を先方に入れると明日またお会いする事になった・・・・
そして明日は先方と取手に行く事になった。

まだ具体的に何がどう?と言う事は固まってはいないけれども、常に権利だけは取得。
権利が発生しない事には何も始まらないし、権利を取得する為には時間は惜しまない。

明日を終えないと今後の展開も具体化しない・・・・どうやらそうらしい・・・
俺の中の俺がそう言った気がした・・・・ひとまず見て来て権利を取得して来い・・と。




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