カシメルマンはBARにおるんちゃうか

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「MIG-25《шестьシェースチ(6)》」

2020年05月29日 | 製作日記 MIG-25
↓当時“ミグ25P”に主に搭載されていたのは
「R-40 AA6 アクリッド」と呼ばれるミグ25専用の空対空ミサイルだ。
ハセガワ製のミサイルは発売時期が時期なのでこんな感じのクウォリティー。
殆ど細かなモールドは無し。
…まァでもあの時代にここまで調べがついてる事自体スゴイかも知れない。
おおまかにソレだと判る形をしているのだ。

↓前にこのキットを作ったときは気にしていなかった、というか
気が付いてなかったけど、よく見ると2種類のタイプが2発づつ、
計4発になっていたのな。
頭が尖ってるのがレーダーホーミング式、丸いのが赤外線ホーミング式らしい。

↓実物の写真と見比べた上でまず気になるのはオシリの形。
キットではぷっつり切れたような形だけど実際はオシリも尖ってる。
旋盤なんか無いので手業でいい加減なものの先ずはこんな部品を4個加工。

↓…大体だけどこんな形な。
で翼後部のラダーが凸モールドだったので彫り直し、
実物写真を見たままの形に細工。

↓更にコレ。
ちょっと面倒くさいけどプラ棒でこんな形を製作(左写真)。
えーとこれはココにひっつきます(右写真矢印)。1発につき対角に2箇所あり。
最初「なんじゃこら」と思ったけどおそらくこれが噴射口なんじゃないかと。
いや実際に発射するところの動画なんて見てないけどな。

↓その他のDU項目を以下のA~Hに示す。
A:帯状の凸追加。 B:下側にミサイル全長の8割を占める角柱のような凸あり。
C:ラダーを動かすロッドと思しき形(ラダー毎に一箇所づつ、つまり羽根の片面のみ)。
D:噴射口の熱対策らしきプレート。

↓前項の続き
E:帯状の凸追加。 F:更にこれも帯状の凸。G:なにやら長方形の凸(左右2箇所)。 
H:電子機器等、内容物を固定していると思しきビス(前半分に大小多数存在)。

↓かくしてこんな具合になった。
0.2mm厚プラペーパーとか、スケール的にやや出っ張り過ぎとは思うが
かなり詳しくはなったと思う。赤外線ホーミング式のヤツは
先っぽを削ってウェーヴの“H・アイズ”を付ければクリアーレンズ風にもできるね。

↓パイロンにはやはり真鍮線で固定する仕様に。

↓主翼にぶら提げてみる。お、ええんじゃないかな?
戦闘機の類って丁寧に作ったミサイル付けるとグッと絵になるのだ。ボリューム稼げるし。
F-22“ラプター”の模型がヤケに簡素に見えるのは兵装が内蔵式だからなんだよな。

↓おお。…ミグ25。
…主翼の前後方向に対してミサイルは若干下を向く設定なんだけど、
ちょっと下を向き過ぎてる気がする。要調整だ。

↓前から見るともの凄い威圧感。
冷戦時代、もしB-70とか、SR-71でソビエト領空を飛ぶと
途端にコレが追いかけて来たんである(笑)。
コメント
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