幹事クリタのコーカイブログ

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秋元真夏に見るリーダー論

2023-01-10 23:59:43 | AKB&乃木坂
 乃木坂46のキャプテン秋元真夏が卒業を発表しました。昨年末で斎藤飛鳥が卒業して最後の1期生になっていましたが、もともとキャプテンの秋元は飛鳥の卒業を見届けて卒業するのだろうと思われていましたから意外性はありません。ひとつだけ意外だったのは、秋元の卒業コンサートが2月26日と発表されたことで、この時点ではまだ飛鳥の卒業コンサートが行われていない予定なので、卒コンは秋元の方が先になってしまうことです。

 恐らく秋元の卒コンには飛鳥は何らかの形で顔を出しそうですし、飛鳥の卒コンにも秋元が顔を出すのではないかと睨んでいますが、今のところ公式な発表がないので何とも言えません。ファンが心配しているような、両者がそれぞれの卒コンに出ないということは考えにくいですし、もっと前に卒業している1期生たちも登場しそうな気はしますが、それは卒コンまでのお楽しみということでしょう。

 それほど1期生たちにとってこの2人は重要なメンバーです。秋元は桜井玲香の卒業の後に2代目キャプテンを引き継ぎましたが、そもそも秋元がいてこそ乃木坂の人気だったと言って良いほど、彼女はグループ上昇の陰の立役者でした。乃木坂46とAKB48の最大の違いはメンバー同士の仲の良さ、一体感にあったと思います。総選挙などで常にライバルとしてメンバー間の競争を強いられてきたAKBはどこかギスギスした雰囲気を醸し出していました。それに比べて乃木坂はいつも仲良さげでほんわかとした感じで、それがファンから見ても魅力的でした。

 若い女の子の集団が本当に仲が良いわけがないと言う説もありますが、乃木坂には秋元という「いじられ役」がいて、彼女が何かと矢面に立つことで他のメンバーが癒されもするし、まとまることもできていたのだと思います。しかもそんないじられキャラの秋元がキャプテンになって、気配りとサポートを率先して行っていくことで、さらに後輩たちもグループに早く馴染んでいくことができました。秋元はポンコツキャラですが、実は頭の回転も早いし気を遣うこともできる有能なキャプテンです。まさにリーダーとしてうってつけの人物でした。

 リーダーには圧倒的な力で先頭に立ってグイグイと引っ張っていくカリスマ型もいますが、秋元のように周りに支えられているようで、実はさりげなく支えている調整型のリーダーもいます。カリスマ型は信奉者も増えますが敵も作りやすいので、どこかで足を掬われる可能性があります。調整型は裏方に回ることが多いので妬まれもしないし足を引っ張られるようなこともありません。日本人のメンタリティーには調整型のリーダー方が多分に向いているのではないかと思います。
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