幹事クリタのコーカイブログ

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中田翔という劇薬

2023-11-16 23:59:34 | 野球
 2年連続最下位という球団史上ワースト記録を作ってしまった立浪監督。来年が3年契約のラストイヤーということで、なりふり構わぬ補強に走っているようですが、残念ながら親会社が貧乏な中日新聞。いまの低迷も元はと言えば近年の資金不足が招いた戦力不足なのですから、金のかかる補強ができません。先日巨人の中島宏之にソフトバンクの上林誠知、そして阪神から山本泰寛と板山祐太郎と4人も野手を獲得しました。と言ってもみな戦力外になった選手ばかり。格安ではありますが、他球団で要らないと言われた選手をいくら集めても正直どこまで使えることやら。代打や2軍の選手層を厚くするくらいが関の山でしょう。

 中日が必要としているのは何といってもホームランが打てる右打者。一番欲しい選手はFA宣言をした西武の山川穂高でしょうが、こちらは金満球団のソフトバンク入りが濃厚と見られています。札束の競争になったら勝てるはずもないので、中日は巨人を自由契約になった中田翔に的を絞ったようです。自由契約ですから移籍金も必要ないし年俸もそれほど高くはなりません。それに中田は打つだけではなく一塁守備も上手いし外野も三塁も守れます。山川よりもむしろ中日に合っているかも知れません。

 問題は中田の性格です。暴力事件を起こして巨人に拾ってもらった中田ですが、その恩義ある巨人に一銭の得にもならない自由契約を選択して2年で出ていくような自分本位の人間が、中日という球団のカラーに合うかというのはかなり気になります。立浪が望んだ清原のコーチ入りが実現できていたら、清原が中田をコントロールできるかも知れませんが、そもそも立浪がPLの先輩の清原を制御できるのかも疑問ですし、何よりマスコミが親会社なのに「黒い交際」の立浪、「覚せい剤で逮捕」の清原、「暴力事件」の中田がチーム内に揃ったりしたらイメージは最悪です。

 多分清原のコーチ入りはないでしょうし、中田も本当に中日が獲得できるかどうかもわかりません。結局大した補強もせずに来季を迎えることになれば、期待もできないでしょう。中田は毒にも薬にもなる劇薬であることは間違いないですから、いっそ「毒を食らわば皿まで」の気持ちで、清原込みで獲得するのも手かも知れません。3年連続で最下位になったらイメージもなにもあったもんじゃないですし。


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