柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

269号 奥多磨町大丹波、セキヤノアキチョウジ、メナモミ、タウコギ、ゲンノショウコ、サデクサ。

2011年10月14日 10時28分33秒 | 花、写真、家庭菜園
 10月9日(日)連休の中日、妻と久しぶりに奥多摩に出かけました。所沢インターまではスムーズに行ったのですが所沢市内で少し道を間違ってしまいました。以前、所沢に住んでおり道には詳しいつもりでしたが、記憶と道が一筋間違ったようで新青梅街道の野口橋に出るのに時間がかかってしまいました。時が立つと道の記憶が曖昧になってしまうようです。
 武蔵村山を通過する時、左に入ればお世話になっている「浜野ウッド」さんの作業所だと思いながらも先を急ぎました。
 青梅を過ぎ、白丸から大丹波に入っていきました。そこは大丹波川の清流が流れており、雰囲気が京都の貴船に似ていました。しかし、残念ながら風情と言うか雅さはあまりありませんでした。川辺に縁台を置き、赤い毛氈を敷き、茶菓子の接待でもすれば落ち着いた良い雰囲気になると思うのですが。

   京都貴船に似た大丹波川。

 大丹波に入ったのはセキヤノアキチョウジが咲いているのではないかと見当をつけていたからです。これは大丹波に入って直ぐに見つけることが出来ました。セキヤノアキチョウジはアキチョウジに似て関東地方に生える花です。アキチョウジは花穂が枝分かれしますが、本種は枝分かれしません。

    
セキヤノアキチョウジ。

  
アキチョウジ。

 先日探し損ねたメナモミを見つけました。後で調べてみるとコメナモミでした。帰りに白丸ダム付近で撮ったのがメナモミでした。この二種の区別点はメナモミは茎に白い毛が開出し、コメナモミは短い毛が茎に密着するように生えることだそうです。花だけでは区別は難しいようです。

  
メナモミ。茎に白い毛が目立つ。

  
コメナモミ。毛は短く茎に密着するようにつき目立たない。

 メナモミと同じ所に生えていたアメリカセンダングサは田の雑草のタウコギとそっくりです。アメリカセンダングサは乾燥した荒地に生えていますが、タウコギは田など湿地に生えています。見た目はタウコギがずんぐりむっくりしています。花では見分けが付きにくいですが、アメリカセンダングは小葉に柄がありますが、タウコギは葉が深く裂け薄いひれで繋がっています。

 アメリカセンダングサ。

  タウコギ。小葉に見える葉がヒレ状の物で繋がっている。

 大丹波の山道でピンク色のゲンノショウコが咲いていました。家の庭には赤と白が咲いています。赤と白は他所から導入したものです。赤花は西日本、ピンク花は中部地方、白花は東日本に多いと言われています。

 ゲンノショウコ。ピンク花。

 ゲンノショウコ。赤花。

 ゲンノショウコ。白花。

 大丹波の小さな川に白いミゾソバが咲いているなと思い近寄ってみるとサデクサでした。ミゾソバとサデクサは良く似ていますが、サデクサには葉の付け根に歯車のような托葉があります。ミゾソバにはありません。

サデクサ。葉の付け根に歯車のような托葉がある。

 ミゾソバ。ピンクの花がかわいい。





 








 
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