教育委員の政党所属の確認を厳格にするよう町長に申し入れ書を提出しました

　昨日（１２月９日）の朝、議会開会前に教育委員及びその候補者の政党所属の確認を厳格にするよう求める申入書を町長宛てに提出しました。

　経過は前の記事をご覧ください。

　さて、今朝（１０日）、役場に着くと、早速、人事と町長の秘書を担当する課長が、申入書への対応について私のところに来ました。できるだけ早く対応してくれるとのことで、安心しています。５人の教育委員それぞれに確認しなければなりませんが、適切に対応してほしいと思います。

　申入書は以下の通りです。

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２０１３年１２月９日<o:p></o:p>

東郷町長　川瀬雅喜　殿<o:p></o:p>

 日本共産党東郷町議会議員　門原武志<o:p></o:p>

 

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教育委員及びその候補者の政党所属の確認を厳格にするよう求める申入書<o:p></o:p>

 

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　去る１２月６日に行われた一般質問で、菱川和英議員は現教育委員の安田愼市氏と前教育委員の近藤安恵氏が自民党員であると発言し、これに対し町長は、自民党員の菱川議員がそう言うのなら、と答え、両氏が自民党員であることを否定しなかった。安田氏及び近藤氏を教育委員に任命するときには、両氏とも無所属である旨の答弁がなされたが、それぞれの答弁が間違いであった可能性が浮上した。<o:p></o:p>

 

　さらに菱川議員は、現教育委員の相羽繁生氏は自民党員ではないと指摘したが、町長は相羽氏について、自民党員でないという話も聞いたことがある旨答弁し、否定しなかった。相羽氏について町長は、これまでの私の質疑に対し、自民党員と聞いていると答弁してきた。<o:p></o:p>

 

また、菱川議員への答弁では、町長が自分で教育委員の候補者の党籍の有無を確認せず教育委員会事務局などに任せたきりにしていたことが明らかになった。言うまでもなく教育委員の任命については地方教育行政の組織及び運営に関する法律第４条で定められており、特に同法４条３項では同一政党に所属する委員が二分の一以上にならないようにしなければならないと定められていることから、委員及びその候補者の政党所属の有無の確認は厳格になされなければならない。<o:p></o:p>

 

今回の町長の答弁から、教育委員の党籍確認が極めてずさんであることが明らかになり、教育委員の任命責任者としての町長の責任が問われる事態となったことは極めて遺憾である。<o:p></o:p>

 

以上について、私は町長に対し、次のことを行うよう求める。<o:p></o:p>

 

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 記<o:p></o:p>

 

１．安田愼市氏が自民党員であるか否か、あるいは政党に所属しているか否かを早急に確認すること。政党に所属していることが明確になった場合は、安田氏が無所属であるとして教育委員に任命されてきた経緯を考慮し、安田氏に対し、離党するか教育委員を辞職するかを求めること。<o:p></o:p>

 

２．他の教育委員についても所属政党について確認し、無所属であるとして教育委員に任命されてきた委員については、離党するか教育委員を辞職するかを求めること。<o:p></o:p>

 

３．教育委員が政党の所属を異動する場合には、町長に届け出るよう求めること。<o:p></o:p>

 

４．今後、教育委員の選任の議案を提出する際には、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第４条の要件についても記載すること。<o:p></o:p>

 以上<o:p></o:p>

 

無責任な町政（教育委員の任命をめぐって）

　９月議会で諮られた教育委員の人事案件の答弁で、重大な間違いがあった可能性が浮上しました。

　先の９月議会で、教育委員への再任への同意が求められた相羽繁生氏について、私は、川瀬雅喜町長が４年前に「（相羽氏は）自民党員だと聞いている」と答弁したことについて、確認の質疑をしました。町長の答弁は「現在も自民党員だと聞いている」というものでした。

　私は４年前に、相羽氏が自民党員であることを理由に、相羽氏の教育委員への任命に反対しましたが、今回も同じ理由で反対しました。https://twitter.com/kadohara/status/372928650414653440

（正確なやりとりについては東郷町議会議事録検索システム　http://asp.db-search.com/togo-t/dsweb.cgi/query!1!guest02!!13263!!!1,-1,1!681!69228!1,-1,1!681!69228!1,-1,1!681!69228　の簡易検索で「相羽繁生」で検索してください）

　教育委員の任命の議案が町長から提出されたとき、私が候補者の政党所属について質問するのは、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第４条第３項で、「委員の任命については、そのうち委員の定数の二分の一以上の者が同一の政党に所属することとなつてはならない。」と定められているからです。（そのほかにも、禁固以上の刑を受けたことがない人を任命しなければならない、１人は保護者でなければならないなど、任命について守らなければならないことがあります。）

　さて本題です。

　去る１２月６日に行われた一般質問で、菱川和英議員（自民系無所属）は、９月議会で再任された相羽繁生氏は自民党員ではないと発言し、それに対し町長は、そういうことも聞いたことがある、との答弁をしました。

　菱川議員の一般質問の中で、町長が教育委員の候補者の政党への所属について、直接確認していないことも明らかになりました。教育委員会事務局と人事秘書課に任せているから「いちいち聞かない」そうです。

　これは任命権者として極めて無責任です。

　川瀬町長は、法律に関わる重要な事案で、よく確かめもせずにいいかげんな答弁を議会でしてしまったことになりますが、これは議会としては見過ごせないことです。

　もし町長が「相羽氏はどの政党にも属していない」と答弁していたならば、私は賛成していたはずです。議会での表決にも影響が出てしまいました。

　この他にも菱川議員は、現職の教育委員と、９月で任期満了し再任されなかった前教育委員の２人について、「自民党員」だと明らかにし、町長も「自民党員の菱川議員が言うならそうだろう」と否定しませんでした。２人とも、議会での質疑に対し、無所属である旨の答弁がなされています。

　「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」では、委員の過半数が同一政党に属さないように任命しなければならない（４条３項）し、もし委員が政党に所属して同一政党に属する委員が過半数を占めるようになる場合には、同一政党に属する人が過半数を占めないようにするために委員を罷免することなど（７条）が、決められています。

　法律を守ることの大切さを理解している町長ならば、委員が政党に所属しているかどうかは、もっと慎重に答弁するはずです。残念ながら、川瀬町長には法を守る精神が乏しいようです。

間違いを繰り返さないために

　教育委員の任命に当たっては、政党への所属について本人からしっかり確認すべきです。また、現職の教育委員についても政党への所属を再度確認すべきです。

　さらに、任命のときに無所属だと説明されたのに実は自民党員だったという菱川議員の指摘が本当ならば、町長はその教育委員に、自発的な離党か教育委員辞職を求めるべきです。

東郷町の施設利用料など、４月からの消費税増税を見越して値上げを提案

　１２月議会に、町の施設や公共下水道の料金の値上げ案が町長から提出されています。主な値上げ案は…

• 粗大ごみ手数料…５００円→５１０円（１個当たり）
• 下水道料金…使用料に掛ける率１．０５→１．０８
• 東郷診療所の往診車料…５００円→５１０円
• 東郷診療所の健康診断書…５００円→５１０円
• テニスコート…４００円→４１０円（１面・２時間）
• 町民会館大会議室１室…６００円→６１０円（夜）
• いこまい館トレーニングルーム…５００円→５１０円
• いこまい館水中トレーニング室・大人…５００円→５１０円
• ふるさと農園１区画（年額）…２０００円→２０５０円

　
　

　値上げ案は、下水道料金を除き、現在の料金に１０８を掛けて１０５で割った数値の１０円未満の部分を切り捨てて算出しているようです。

　アベノミクスといっても景気回復が実感できず、生活も営業も苦しい中、行政だけが安易に増税分を転嫁しても良いのでしょうか。

　しかし消費税増税はまだ決まったわけではありません。消費税増税を前提とした来年度の国家予算が成立してはじめて決まります。日本共産党は、４月からの消費税増税ストップの一点での共同を呼びかけています。

１２月議会が始まりました。値上げ議案などが審議されます。

　１１月２９日から東郷町の１２月議会が始まりました。（議会の日程と当局提出議案は→　http://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/teireikai/25_4teireikai.html　）

　町長からは、４月からの消費税増税を見越した公共施設使用料や公共下水道利用料の値上げ案など重要議案が提出されています。住民の暮らしが苦しいなかで、安易に転嫁してもいいのでしょうか？４月からの増税中止を目指すのはもちろんですが、町長のこうした姿勢もしっかり追及したいと思います。

　かどはら武志はこれらの議案に対する質疑を行います。かどはら武志が質疑に立つのは１０日（火）の一般質問終了後です。傍聴にお越しください。

かどはら武志の一般質問は９日（月）の５番目

　今回の議会では１１人が一般質問を行います。私、かどはら武志は９日（月）の５番目です。午後の３人目になると思います。

　今回は学校図書館と全国学力テストなどを取り上げます。私の一般質問通告書はhttp://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/teireikai/documents/10kadohara.pdf

　こちらもぜひとも傍聴にお越しください。