日本共産党の愛知県内の地方議員などを対象に、党中央委員会の文教委員会の方を講師に迎えた学習会があり、参加しました。
今回の学習会では、政府の改悪案が現行の教育基本法と同じような用語を使い良く似ている、ということが強調されました。例えば前文の冒頭部分は
現行法
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想は、根本において教育の力にまつべきものである。…
政府の法案
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。…
本当に良く似ています。しかし政府案の「たゆまぬ努力によって築いてきた」というのは、いつからのことを指すのか? 自民党の人たちは「明治維新からだ」とか「神武天皇のときからだ」とか言っているそうで、人によって何とでも受け取れるのが政府案のミソらしいです。
現行法は「さきに、日本国憲法を確定し」と、戦前とのつながりを明確に否定しています。
このように政府案を現行法と対比させながら読み解くことから始まった講義は、最後まで飽きることなく聞くことができました。
全国学力テストについては、全国に先駆けて行われている東京都での事例が紹介されました。学校の平均点を上げるためにテスト向けの訓練が小学生に課せられるとか、名前しか書けないような子の答案は提出させなくて良いとかなど、確かな学力を身につけさせるという義務教育の目的を逸脱した事例について述べられました。子どもにまで格差を押し付け、心に傷を負わせる全国学力テストは、なんとしても実施させないよう運動を進める必要があると、改めて強く思いました。
学習会会場前のロビーで売ってたトウモロコシ
売りに来ていた女性は「新婦人」と言ってました。(どこの支部かは不明)
前を通った時、目が合ってしまい、思わず2本買ってしまいました。(200円)
写真は、うちに帰ってから娘に見せてやったら、すぐ皮を剥がそうと手を出したところ。
すぐ茹でました。茹であがりは次の写真。
うちの女房いわく、「市販のものより茹であがりの色があざやか」
味は明日の朝食のときのお楽しみ。