東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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子ども条例案に待った! 14日 文教民生委「継続審査」に

2014年03月21日 | 東郷町議会

 町長が3月議会に提出した「子ども条例案」が、14日に開かれた文教民生委員会で審議され、継続審査とされました。24日に開かれる本会議で、過半数の賛成があれば正式に決定します。

 委員会で私は、同条例案は「子どもの権利条約」を基本理念とするとしているにも関わらず、条約にはない「子どもの責務」が盛り込まれていると、問題点を指摘しました。子どもの責務について担当課長は、子どもの権利を守るためには「子どもの責務」も定める必要がある、などと説明した上で「大人の責務だけでは不十分」と答弁しました。これこそ大人が責任を持たない答弁ではないでしょうか。

 他の議員からも「幼児がどうやって責務を果たせるのか」「法律ではない児童憲章があるように、住民を縛る条例を決めるのではなく、憲章でもいいのではないか」などの意見が出されました。

 自民系無所属の議員から継続審査を求める動議が提出され、私を含む賛成多数で継続審査が決まりました。

答弁でも子どもに責任転嫁

 条例案に書かれた「子どもの責務」の一例として「子どもは、他の人の権利を認め、尊重しなければなりません。」があります。私の質疑に担当部長は「議員もそのように願っていることと思う」と答弁しましたが、地域の大人や保護者たちが願うことと、子どもに責務を課すことは明らかに異なります。

 また「子どもたち(策定のワークショップに参加した中学2年生)自身が考えた」との説明がされましたが、これこそ子どもに責任転嫁する態度です。結局、「大人の責務だけでは不十分」という説明に行き着き、子どもの権利を守ることへの真剣さが欠けていることが明らかになりました。

 「幼児が責務を?」との指摘もある状況であり、さらに議論を深めるためには継続審査が必要です。

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