映画を見に行くには、ある程度の決意を要します。お金、時刻、あるいは「レンタルビデオで良いか」という妥協…。
でも、良い映画はできるだけ映画館で見ておきたい。
そんなわけで、「母べえ」を見てきました。
去年は「シッコ」と「コマンダンテ」を見逃した。選挙中だったり、年末であわただしかったりして「決意」できなかった。
くだらない事ですが、私の場合、こんな「決意」でもエネルギーを要します。
さて感想ですが。
主演女優さんに特に思い入れがあるわけでもなく、言論弾圧で投獄というテーマも目新しくもなく。ただ、最後の母べえの言葉に治安維持法と戦争の不条理が集約されていることは、分かったような気がします。
山田監督作品の良さは、重いテーマでも所々にユーモアが散りばめられホッとできるところだと、改めて思いました。