書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

某御大訳のチェーホフをぱらぱらと見る。・・・

2018年04月23日 | 文学
 某御大訳のチェーホフをぱらぱらと見る。「かもめ」など。訳の世界が原文の雰囲気とさして変わらぬのは流石と思うが、「です/ます(わ)」「ね」「でな」などの登場人物ごとに選ばれ使い分けられる話し言葉の語尾で、こんなふうは原作にはないと違和感がわき起こる。