古田敬一/福井佳夫 『中国文章論 六朝麗指』 2018年04月23日 | 文学 出版社による紹介。 第五節「比興と六朝文」の「語釈」で“比興”の比は比喩、興は象徴にほぼ相当すると説明してある(【詩有六義】項、本書27頁)。ほぼ相当するというのはほぼ相当するだろうが、正確にはそれでいいのかという気もする。 また、第三十五節を、古田・福井両先生のお助けを借りつつ読んで、御両所には申し訳ないながら、孫德謙(1865-1935)という人は暗記の勉強がすぎて頭が鈍くなったのではないかと思った。 (汲古書院 1990年3月) #本(レビュー感想) « 姜生著 三浦國雄訳 『道教... | トップ | 某御大訳のチェーホフをぱら... »