書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

田中明 『韓国はなぜ北朝鮮に弱いのか』

2005年08月22日 | 政治
 再読(→今年1月11日欄)。ただし今度は“(現代)政治”のカテゴリーとして。

(晩聲社 2004年11月)

▲「産経新聞」2005年8月18日 「韓国『反日歪曲』報道 特ダネ、実は中国映画から盗用」
   http://www.sankei.co.jp/news/050818/kok019.htm

 韓国の反日人士にも、反日なら何をしてもいい、嘘をついてもかまわないと思っている人がいるらしい。
 日本人にも同様の目的のためには手段を選ばない反韓・反中の輩はいる。しかしだからといってそのことで韓国や中国の反日家のこういう振舞いが正当化されるわけではない。だから私は遠慮無く批判する。
 しかし、韓国人(あるいは在日韓国人)で、いま、例えば以下の鄭若思氏(中国人)のような正論を堂々と公言する人は存在するのだろうか。存在するにもかかわらず日本で発言が広く紹介されていないのであれば、それこそ批判されるべき日本人の韓国観における偏向ということになる。

 →鄭若思「正義的底線 従「日本《産経新聞》説起」
   http://japanforum.hp.infoseek.co.jp/zheng/05/0123a.htm
  (「鄭若思文集」http://japanforum.hp.infoseek.co.jp/zheng/)

 くだんの“記録映像”は、視聴者によってそれが中国映画の一場面であることが指摘され、世論の非難を受けた結果、それを報道したニュース番組を制作・放映したMBCは誤報であることを認めて謝罪せざるをえなくなったのだが、これは中国ではまずありえない現象であることに注意すべきであろう。韓中の反日現象で大きく異なる一点である。
 もっともそれ以前に、韓国の反日運動は日本人・日系企業・日本公館に対し組織的で大規模な暴力行為におよばないところで、中国の反日家とは決定的に異なっているが。

▲「新党日本」をひっくり返せば「日本新党」になる。道理でどこかで聞いたような気がすると思った。