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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

ジョセフ・ニーダム著 王鈴協力 『中国の科学と文明』 1 「序篇」 から

2011年10月24日 | 東洋史
 東畑精一/藪内清日本語版監訳、砺波護/杉山二郎/脇本繁/田辺勝美訳。

 〔略〕のちに再び検討するように,原子論は,それがインドあるいは他の地域で発生したという問題は別として,中国にはけっして深く根を張ることはなかった。 (「第7章 中国=西洋間の科学的思想と技術交流の実態」 本書216頁)

 後の巻(第7巻)に期待する。学問とは“なぜ”を探求することであろうから。そしてもうひとつ、“それならば”についても。

(思索社 1974年7月第1刷 1983年3月第4刷)