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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

中川毅 『物理学ロシヤ語の読み方』

2018年08月26日 | 自然科学
 国立国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001120421-00

 アマゾンで見たら信じられないくらい安い値段がついていたけれども、これはたいへん面白いし訳に立つ。英語と比べて露語はメディアの文体でも概して文学的というか衒学的なところがあるが、物理学の文章はひょっとしたら英語以上にplainで実用本位かもしれない(=修辞のまったき排除、完全に論理のみに注力、言葉はほとんど記号のよう)ことを知って学べる。

(大学書林 1969年12月)