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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

河宇鳳ほか著 金東善ほか訳 『朝鮮と琉球 歴史の深淵を探る』

2013年10月04日 | 東洋史
 もとは韓国で1999年に出版されたもの。参考
 孫叔「第2章 朝鮮交隣体制の構造と特徴」を読んで、あらためて、両国の国書形式について、なぜ朝鮮側が「書」(対等国家間の外交文書)を使う一方で、琉球側が「咨」(中国官僚制度内の平行文書。ただし被冊封国家間でも用いる場合もある)を使用しつづけたのかが気にかかった。

(榕樹書林 2011年7月)