書籍之海 漂流記

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曹長青 「キッシンジャーの新著『On China』は西側を誤解へと導く」 から

2011年06月16日 | 抜き書き
▲「曹長青網站」2011-06-15、「基辛格《论中国》误导西方」 (部分)
 〈http://caochangqing.com/gb/newsdisp.php?News_ID=2440

  基辛格在书中大谈中国古代和近代历史,但正如《纽约时报》的书评所指出的,基辛格所写的中国历史文化基本都是从汉学家那里扒来的。他耀或假装自己是个“中国通”,但他这种论述,恰恰证明了他不了解中国政治,也不深知中国文化。虽然中国两千年的封建专制历史,是中国至今仍独裁统治的原因之一,但共产主义在中国的出现跟中国历史、中国传统文化都没有直接的关系,而是苏联十月革命一声炮响,给中国送来的马克思主义。共产势力在中国的出现和崛起,更多是一种舶来品,而不是中国文化自身的必然。从中国历史和文化传统来看,如果至今仍延续独裁统治的话,基本上应该是蒋介石模式的,再进步一点的话,是新加坡模式的。而基辛格强调共产党跟中国文化历史的关系,等於证明了,他实在不懂中国的文化历史。他懂不懂共产主义,也令人完全怀疑。 (太字は引用者)

 本当の中国風の専制独裁とは、蒋介石時代の中国かこんにちならシンガポールに見られるそれだという。現在の中国における専制独裁は、あくまで共産主義という西洋からの“舶来品”にもとづく体制であって、専制独裁を続かせている土壌に中国の伝統文化があることはむろん否定できないが、専制独裁のありかたそのものは、中国的なものではないという。だから中国共産党の存在を中国の歴史や文化とダイレクトにつなげるキッシンジャーは、中国のことも共産主義のこともよくわかっていないということだ、という結論。
 蒋介石時代の中国というのはそれはそうだろうと思うが、シンガポール(リー・クアンユー政権時代のことか?)のいわゆる“開発独裁”体制こそが伝統中国嫡流の専制独裁なのだという指摘には、ちょっと虚を突かれた。